
Mike Voetsさん

今回インタビューしたのは、オランダ出身のソフトウェアエンジニア・Mikeさん。実は12年前に早稲田大学への留学経験があり、今回はデジタルノマドビザを取得して再来日されました。高田馬場エリアに拠点を構え、CASE Shinjukuを利用しながらリモートワークをされているMikeさんに、ビザ申請の体験やこのコワーキングスペースを選んだ理由、日本での暮らしなどについて聞きました。
まず、自己紹介をお願いします
オランダ出身ですが、これまでさまざまな国に住んできました。高校卒業後、ノルウェーの寄宿学校(フォルケホイスコーレ)に1年間通い、その後ノルウェーの大学に6年間在籍しました。世界を2年ほど旅した後、ニュージーランドに6年間暮らし、そして今回の日本です。





なぜノルウェーへ?
とにかく自然が好きで、オランダは平坦で山がないので、もっと自然豊かな国に行きたかったんです。調べてみたらノルウェーに寄宿学校(フォルケホイスコーレ)があることを知りました。高校と大学の間の1年間、のびのびと過ごせる学校です。結局そのままノルウェーの大学に進むことにしました。
ノルウェーの寄宿学校でのエピソードを教えてください
よくハイキングに行っていたんですが、3〜5日間のテント泊もあって、いつも先生の隣で寝ていたんです。ある朝、先生が「学生に殴られたのは今回が初めてだ」と言うので、何が起きたか聞いてみたら……どうやら私がいびきをかいていて、先生が起こそうとしたところ、寝ぼけた私が先生を叩いてしまったらしく(笑)。自分では全く覚えていないんですよ。
12年前にも日本に来ていたそうですね
はい、2014年に早稲田大学のSILS(国際教養学部)に1年間留学しました。当時ノルウェーの大学で、留学先リストを見ていたら日本・早稲田の名前があって。
12年前はノルウェーで日本はあまり人気がなく、応募者が私一人だけだったので自動的に選ばれました(笑)。アジアに来たのも初めてで、成田空港に降り立ったときは「まるで別の惑星みたい」と思いました。

久しぶりの日本、変化を感じましたか?
高田馬場・早稲田周辺は同じお店がまだ残っていたりして、懐かしかったです。大きな変化といえば、キャッシュレス決済が普及したことと、外国人の数が圧倒的に増えたこと。でも面白いのは、外国人スタッフの方々もちゃんと「いらっしゃいませ」と言うなど、日本のマナーをしっかり守っているところですね。
デジタルノマドビザの申請について教えてください
申請は難しかったですか?
私の場合はかなりスムーズでした。ニュージーランドの日本大使館が自宅の近くにあったのも理由です。申請に必要な条件は、一定以上の収入があること、日本企業以外に勤めていること、そして保険金額1,000万円以上の民間医療保険に加入していることの3点です。上司に書面で許可をもらって提出したところ、申請からわずか3週間でビザが下りました。

困ったことはありましたか?
入国審査で少し手こずりました。ビザを見た職員の方が「これは何ですか?」という顔をして(笑)。2024年に始まったばかりの新しいビザなので仕方ないですね。上司を呼んで、また別の上司を呼んで……最終的には別室に案内されましたが、特に問題なく通過できました。オンラインでは申請に苦労している人の情報も多かったので、私はラッキーだったと思います。
6ヶ月という滞在期間についてはどう思いますか?
正直、短いと思います。他の国では5年取得できる場合もあるので。再申請もできないので、一度帰国してから再度申請することになります。日本政府には、ぜひ期間の延長を検討してほしいですね。
住まいを見つけるのは大変でしたか?
これが一番大変でした。東京に来ることは決めていましたが、どのエリアかは決めていなくて。英語対応の不動産会社を見つけてから話が早く進みました。良い物件は公開されてから1日で埋まってしまうので、すぐに予約を入れる必要がありました。最低2ヶ月から借りられて、その後は月単位でキャンセルできる物件にしたのですが、これがデジタルノマドビザの短期滞在にぴったりでした。今のアパートは条件もエリアも良くて、本当にラッキーでした。
CASE Shinjukuを選んだ理由を教えてください

東京での仕事場を探してGoogleで検索していたら、個人ブログがヒットして、いくつかのコワーキングスペースが紹介されていました。そのリストを参考に、六本木・西新宿・高田馬場の3カ所を実際に見に行きました。選んだポイントは、価格、雰囲気(コーポレートすぎないカジュアルさ)、24時間利用可能かどうか、デスクの環境です。他の2カ所はかなりフォーマルな雰囲気で、メールの返信も少し冷たい印象でしたが、CASEは一番リーズナブルで、しかも雰囲気が一番温かかった。ここに決めて正解でした。
CASEを使ってみていかがですか?
とても気に入っています!特に月に一度の共有ランチイベントが好きで、毎回参加しています。文旦(ぶんたん)を初めて食べたとき、皮が分厚くて食べ方がわからなかった(笑)。



靴を脱いで入るスタイルも好きです。ノルウェーでも靴を脱ぐ習慣があったので自然でした。それに、毎朝、CASEの入口が開く前に来てしまって、ガレージのシャッター前で3分ほど待っていることも多いですよ(笑)。静かに仕事を始められる、あの時間が好きなんです。
日本での休日の過ごし方は?
ハイキングクラブに入りました!ニュージーランドでもハイキングが大好きで、東京でもグループを探して参加しています。ほぼ毎週末活動していて、私はまだ数回しか行けていませんが。奥多摩の山にも登りました。東京で一番高い雲取山にも挑戦したいです。ハイキングの楽しみは、運動はもちろん、日本の植物や動物の名前を日本語で教えてもらったり、地形や山小屋について知ることで、土地とのつながりを感じられること。オランダは平坦な国なので、山は本当に特別な存在なんです。夏は暑すぎてハイキングが難しいので、キャニオニングも挑戦してみたいと思っています。
注)キャニオニング…体一つで渓谷を下るフランス発祥の自然体験型アクティビティ。天然のウォータースライダー、滝つぼへのダイブ、懸垂下降などを駆使し、7〜8月の夏を中心に人気。



最後に、デジタルノマドとして日本で働くことを検討している方へメッセージをどうぞ
とにかく、日本での体験を楽しんでほしいです。私のアドバイスは「インスタグラムやSNSに頼りすぎないこと」。観光客が集まる場所ではなく、ぶらっと知らない町を歩いてみてください。計画なしに入ったお店や、地元の方との会話から、本当の日本が見えてきます。勇気を出して、ぜひ飛び込んでみてください!
Mikeさん、素敵なお話をありがとうございました!ニュージーランドから再来日し、デジタルノマドビザという新しい選択肢で日本を楽しんでいるMikeさんの姿が印象的でした。CASE Shinjukuには、Mikeさんのようにさまざまな国からリモートワーカーの方が来てくださっています。もしご興味があれば、ぜひ一度ご見学にお越しください!
