シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku のフロントスタッフの植木が所用で秋田県に行ってきました! 第二弾ー!
秋田県には、先日いただき物語で紹介させていただいた「モフモフゆきおとこ」の他にも、本当に魅力的なおみやげが多かったので、厳選に厳選を重ねてもう1種類!「いぶりがッキー」も購入してまいりました。
言わずもがな秋田県の名産物として有名な「いぶりがっこ」!
主に材料は大根ですが、もちろん他の野菜などでも良く、囲炉裏の上に吊るして燻製にした上で、米糠と塩などに漬けこんだもののことを「いぶり漬け」または「いぶりがっこ」(「がっこ」とは、秋田の言葉で「漬物」のことなんですって)と言います。
今は囲炉裏ではなく、様々な方法で燻製にしているとは思いますが、燻製→漬け込むの順番は変わっていないようです。
そんないぶりがっこは、いぶしたことによるなんとも香ばしい燻々とした香り、漬物ならではのぱりっとした食感、程よいしょっぱさがやみつきになる、ごはんにも合うし、お酒にも合う、なんならおやつとしてお茶うけにもよし!とにかく万能な食品なんです!
こうやって紹介しているだけでも食べたくなってしまいます。
いぶりがっこをスティックにしてみた!
郷土食である「いぶりがっこ」を、いつでも気軽に食べたい…!
そんな要望が多く集まったのでしょうか…。
なんと、いぶりがっこを細いスティック状にし、小分けの袋に封入して持ち歩きOK!どこでも食べられる!と、便利な商品に進化させてしまったようです!
これなら簡単に持ち歩けて、いつでもどこでもいぶりがっこを楽しむことができますね。
この形状にするために更に乾燥させた結果、小枝や漢方薬のようなフォルムになってしまいましたが…
スティック状は、確かに食べやすいと思います。
それがこの「いぶりがッキー」!
…あ、もしかして!
いぶりがッキーの「ッキー」は、スティック状のチョコレート菓子「ポッキー」からきているのでは…?
秋田県の方はセンスのいい方が多いですね!
ちなみに、このいぶりがッキーを製造しているのは、伊藤漬物本舗 さんというところでして、ホームページを見ていただくと一目瞭然!「漬けるといぶす、伝統を守りながら新しいを育む」をモットーとしたれっきとしたお漬物屋さんでした!
この伊藤漬物本舗さん、じつは2年前に火災にあい、現在は復興直後と言うことで奮闘されているようです。
いぶりがッキーを買うことで、少しでもおからになれれば幸いです…!
いぶりんピックなるものがあるらしい!
いぶりがッキーの記事を書くにあたり、いぶりがっこのことをいろいろと調べていたのですが、おもしろそうなものを見つけてしまいました。
その名も…「いぶりんピック」!!(笑)
毎年、秋田県横手市で開催されている、いぶりがっこの出来を競うイベントだそうです。
部門は2つ!
販売用のいぶりがっこの生産者が、添加物は天然由来のものに限られたなか、昔からのレシピで作ったいぶりがっこで競う「いぶりがっこクラシカル部門」と、いぶりがっこを含め、燻した食材を活用した創作メニューで競う「いぶりフリースタイル部門」があるとのこと。
2019年2月には第13回目が開催され、どうやら秋田県内では、なかなか盛り上がっているイベントのようです。
たかがいぶりがっこ、されどいぶりがっこ!
毎年新しい味や工夫が披露され、なんとそれを競い合っているとは…!
ではここで、2019年2月に開催された「いぶりんピック」の金賞、銀賞、銅賞にあります審査員のコメントを見てみましょう!
金賞
審査員のコメント:甘味、塩味、燻し具合がちょうど良かった。
銀賞
審査員のコメント:歯ごたえがよく、バリバリとした食感が良かった。
銅賞
審査員のコメント:あっさりとした中に味や香りのバランスが良かった。
…これはどの賞のいぶりがっこも素晴らしいということですよね?!
来年はこれらをすべて取り入れることができれば、金賞を頂けるかもしれませんよ!(簡単に言うものではありません)
ちなみに今回、金賞を授賞したいぶりがっこのレシピをもとに、自然素材にこだわって漬け込んだという「ブランドいぶりがっこ」は、なんと秋田県内の一部店舗や道の駅で購入することができるそうです!
これから秋田へ行く!という方はおみやげ話のひとつとして購入してみてはいかがでしょうか?
…っと、今回紹介した「いぶりがッキー」も、もちろんおすすめです!
それにしても、いぶりがっこは歴史がありつつ進化を止めないんですね…
秋田県民の熱心さにも感動です!!
「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。
いぶりがッキーについて
・いぶりがッキー
・(有)伊藤漬物本舗
・http://www.ito-tsukemono.com/
・秋田県内店舗、インターネット通販もあり