京銘菓 阿闍梨餅
シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku では日々、さまざまなイベントが行われているのですが、そのなかでも大人気と呼べるイベントがあります。
「ガンプラを組み立てながら、まったり呑む会@コワーキングスペース」というイベントです。
第1回が2018年1月に開催されまして、これがまず大好評でした!→ 漫画家・山本ゆうかさんの「【イベントレポート】ガンプラを組み立てながら、まったり呑む会(仮)」をどうぞご覧下さい!
このイベントですが、第2回が8月25日に開催されまして、これもまた第1回に負けず劣らず 全然まったりじゃなかった と好評でございました。(皆さん呑むことはそこそこで、ガチでもくもくと組み立て続ける、というのが実状らしいです。しかし参加者の満足度は高く、かなりアツいイベントであることは間違いなしです)
こちらのイベントを企画・運営しているのが、有限会社そーほっとの田中健一朗(タナカ氏)なのですが、この第2回をやりきった直後、ご実家のある京都に帰省されたようなのです。おそらく「やりきった感」は相当で、(ご自身もいくつものガンプラを完成させていましたし)かなり清々しい気持ちで帰省できたことでしょう。
そのおみやげでいただきましたのが、京都と言えばこの銘菓!と言っても過言ではない 阿闍梨餅 です!
創業、安政3年(1856年、江戸末期)の由緒ある、京菓子司 満月 さんが、大正11年(1922年)に販売し始めたのがこの 阿闍梨餅 だそうです。
ちょっと待って下さい。安政って簡単に言いましたけど、歴史や国語で習うような井伊直弼とか吉田松陰とかそんな方々が生きていた時代ですよ…!京菓子司 満月さん、すごいです…!
様々な和菓子を考案し販売していくなかで、特に人気を集め有名になったのが、この阿闍梨餅なのだそうです。
確かに他では味わったことのない もちもち とした半生の皮と、中にたっぷり入っている絶妙な甘さの粒餡が織りなすハーモニーは独特で、人からもらって感動しては他の人にも勧めて…と、インターネットなど当然ない時代にも、じわじわと流行っていったのがよくわかる、それくらい美味しくて、また食べたくなる和菓子ですよね。
ちなみに阿闍梨餅の阿闍梨とは…?
阿闍梨とは比叡山で修行する僧のことで、天台・真言における高僧を意味する梵語が語源なんですって。
そして阿闍梨餅のこの独特な形は、阿闍梨が比叡山の千日回峰修行を行う際にかぶっていたという「網代笠」を再現しているとのこと。厳しい修行の最中、阿闍梨は餅を食べることで飢えをしのいでいたらしく、そこから阿闍梨餅が考案されたと言われています。
…モチモチで美味しいー★なんて気軽に食べては申し訳ない気がするほどの由来でした!
そうは言っても美味しい和菓子なので、結局は気軽にいただいちゃいますよね。きっとお茶に良く合うと思うのですが、個人的には牛乳でも合うんじゃないかな…なんて思いました。
長く長くたくさんの人々に愛されている阿闍梨餅は、これからも長く長く私たちを喜ばせてくれることでしょう!
イベント前にガンプラの一番くじを爆買いしていたタナカ氏、すてきなおみやげをありがとうございましたー!
第3回「ガンプラを組み立てながら、まったり呑む会@コワーキングスペース」も楽しみにしています!
「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。
京銘菓 阿闍梨餅について
・京銘菓 阿闍梨餅
・阿闍梨餅本舗 京菓子司 満月
・http://www.ajyarimochi.com/a_ajarimochi.html
・京都をはじめ、大阪、東京などの百貨店、ギフトショップにて販売。HPから通販も可能。