こんにちは、新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuikuの岸です。
ようやく、暖かくなりましたね!なんだか今季の冬は長くて寒くて大変でしたね。
少し前のお話ですが、1月にCASEスタッフ全員で「Photography研修」を受けました!
去年からブログを書かせていただいていますが、ブログを書いていて気づいたことは写真がとても重要、ということでした。
綺麗に上手く撮れている写真だと、見た目がよくなるのはもちろん、記事の説得力が増します!
それに、駆け出しの私には、文章だけで伝えるのには、どうしたって無理が出てきます。
より良い文章に、素敵な写真をつけて、もっとブラッシュアップしたブログにしていけたら!ということで、このスタッフ研修が行われました。
この研修で講師を務めていただいたのが、Mikoshi Japan, Inc.の金子燎之介さんです。
金子さんは、フォトグラファー・クリエイティブディレクターとして活躍されています。
これをお読みの皆様なら、お気づきかと思われますが、AIスピーカー「Amazon Echo vs. Google Home」 どっちがカワイイか実験 やってみた!の記事内の動画に登場していただいている、あの金子さんです!
すべてiPhoneなどのスマートフォンで撮影する!!
今回の研修の大きなテーマは「スマートフォンで撮影する」ということです!
現在のスマートフォン、主にiPhoneのカメラはとても高性能で、一眼レフで撮ったかのような写真が撮れるそうです。
いつでも、手軽に綺麗な写真が撮れるというわけです!
金子さんに
「私、iPhoneだと上手く撮れないので、良いカメラが欲しいんですよ~」
と言ったら
「iPhoneで綺麗に撮れなかったら、一眼レフで撮ってもうまく撮れませんよ!逆をいえば、iPhoneで上手く撮れるようになれば、どんなカメラでも綺麗に撮れるようになります!!」
とのこと!
参考までに、私がこの研修を受ける前に撮っていた写真を掲載しておきます。
とても美味しいケーキだったのですが、金子さんに写真を見て絶句されました(笑)。
確かに、後からみるとケーキと珈琲には申し訳ないくらい、美味しくなさそうですね…。素敵な盛り付けだったのに…。
さっそくphotographer研修スタート!!
フロント三人娘が集合する機会って意外に少なくって、この日は久しぶりの集合でした。
金子さんの登場!(はやくから準備スタンバイしていてくださってました)
そもそも写真とは
まずはそもそも写真とは!?ということについてから、研修がスタート。
写真は「英語でPhotograph」です。
これを分解すると、Photoは光、Graphは描く、という意味なのだそうです。
光を描く、という語源からもわかるように写真は光の入って来る量の違いだけで、かなり質や雰囲気が変わってくるそうです。
確かに、改めて光のない世界を考えてみるとそこには何もないですよね。真っ暗です。そこに光が加わって、いろんなものが見えてくる。
ということは、光をうまく使うが出来れば、素敵な写真が撮れるということです。
当たり前といえば当たり前のことですが、改めて考えてみると大事なことだということがわかりますね。
だから、とにかく被写体をきれいにみえる位置に移動させ、どこからだったら綺麗にみえるか、どの角度がよいか、しっかり自分で見つけることが大事だそうです。
そして、カメラに頼ってズームをするのではなく、最大限自分で動くことが大事なのだそうです。
金子さんと話していた時に、
私「どうしてもうまく撮影出来ないんですよ…。例えば、目の前に運ばれてきた料理が、華やかで、とても感動ことがあるんです。その感動をそのまま写真に映したいと思うんですよ!
でも全然うまく撮れない。撮った写真をみると、え…これはこんなんじゃないのに、っていつも思うんです。」
金子さん「その考え方って少し違くて、見たまんまに撮るのではなく、自分でどこからどう撮ったら一番きれいに撮れるかな、って考えることが大事なんですよ。どこから光が入ってきているのか、奥行きのあるほうが良いのか、ないほうがよいのか、背景には何が映っているのか…。被写体を見て考えて、きれいに見える位置まで自分が動いたり、動かせる被写体であれば動かすんです。」
とにかく写真を撮影するときは、自分で動くこと、被写体のことだけでなくその周りはどのような環境なのか、どのように撮りたいのか考えることが大切、ということ教えていただきました。
三分割法を使って撮影する
三分割法(さんぶんかつほう、rule of thirds)は、絵画や写真、デザインなどの視覚芸術において、画面の構図を決定する際に用いられる経験則のひとつ。三分の一の法則ともいう。
Wikipediaより引用
画面全体を縦三分割、横三分割にして、その縦と横の線が重なった線上に映したいもの(被写体)を置くと、バランスがよくきれいな写真が撮れる、という法則です。
これは、撮影方法の基本中の基本で、これをおさえておけば初心者でも上手く撮れるようになるそうです。
理論ではわかるけど…、実際に写真を使って見てみましょう。
例えば、こちらの写真⇩
この写真、パッと見、よい写真ではありませんよね。写真の知識がない人でも、この写真があまり良い写真ではないことがわかると思います。
まず逆光ですし、コーヒーとドーナッツを映したいのに、写真の中にいろんなものが分散してしまっていて、いろんなところに視線が行ってしまいます。
三分割のグリットを表示させてみると…。
バラバラです。これでは、被写体がどんなによいものでも台無しになってしまいます。
場所と被写体が変わりますが、三分割法に乗っ取って撮影していきます。
三分割法を意識してとってみると、バランスよく配置され、コーヒーが真っ先に目にはいりますよね。
三分割したグリットを表示してみると、こんな感じです。
線が交わる線上に乗っていますね。グリットがあっても、まとまりのあるように見えます。
日の丸構造を使って撮影する
写真のど真ん中に、被写体を置く構図です。
この日の丸構造、ついつい初心者はやりがちですよね。私も、いつも被写体は真ん中、ということがほとんどです。
でもこの構造で良い写真を撮るのは、とても難しいのだそうです。
この構造で写真を撮る場合、左右上下対称の方がよいそう。
例えば、研修の時に森下さんの撮影したこの写真。
一見、左右対称になっていて、良い感じに見えますが…。
金子さんのアドバイスにより…こうなりました!!
まるで、被写体が画面から飛び出てきそうですね!とても迫力ある写真になりました。
机の角を利用して、視線が中心に集まるように工夫されてます!
人物を撮ってみよう
まずは、普通に正面からとってみます。
これでもよいといえばよいのかもしれませんが、まだよくなりそうですよね。
角度をつけてみます。あら、なんだか動きがでてきましたね。
番外編~イルミネーションを撮る~
時間があったので、私が以前から気になっていた、「どうしたらイルミネーションをキレイに撮影できるか?」についても、金子さんに伺いました。
イルミネーションを撮るのは、なかなか難しいですよね。イルミネーションが明るすぎてしまうし、でも周りは暗くて、ただ撮影しただけだど、なんとなくぼんやりとした写真になってしまいます。
これを解消する方法が明るさ調節です。iPhoneに限定されたお話になってしまいますが、iPhoneには明るさ調節する機能がついています。
こちらが調節なしでごく普通に撮影したもの
次にフルで明るくしたもの
最後にフルで暗くしたもの
これだけ明るさが調節できるのです。今までこんな機能を知らずに撮影していたなんて…もったいない。
これはタップした部分にピントを合わせそのまま長押しで上下にスワイプすると調節することができます。
このモードを使って周りを暗くしてイルミネーションの明るさを際立たせるとよいそう。
このように。周りを暗くして、ライトを際立ててみました。
研修終了!!
基本的な撮影の仕方を教わり、実践を重ねながら研修が終了しました。
金子さんのちょっとしたアドバイスで劇的に良い写真になったりと、以前より少し上達している自分に嬉しくなりました!
というわけで、研修の成果はいかに!?
後日わたしの撮った写真(アフター)
みなさん、これ本当に岸が撮った写真なのか、と疑っていませんか?本当に、私が撮ったのです!!
場所自体がよかったということもあるかもしれませんが、三分割法や光の加減などを気をつけただけで、こんな素敵写真をiPhoneで撮ることが出来るのです!
しつこいですが、もう一度Before
こんな写真を撮っていた私が…。
こんなおしゃれ写真が撮れるまでに、この短時間で成長!!
ちなみに、どちらの写真も同じiPhone7で撮影しました!
やはり、知っているのと知らないのとでは大きな差がありますね。
金子さん、わかりやすい説明、的確なアドバイス、本当にありがとうございました!
Mikoshi Japan, Inc.の思い描く未来とは…
Mikoshi Japan, Inc.代表の戸田さんもご協力いただき、大変お世話になりました。
お二人とも私と同い年なのに、同い年とは思えないほど、落ち着いていて、しっかりされているのです。
というわけで軽く、未来のお話を!
戸田さん「長期的な目標としては上場企業にすることですね!ですが、上場企業にするのが本当の目標や目的ではありません。上場企業にすることで、伝統産業一つのリーディングカンパニーとなり、業界を盛り上げていきたいと考えています!」
金子さん「僕はやはりカメラマンなので、カメラマンが生きやすい環境を構築することです。インターネットの普及によりカメラマンの価値が下がってしまっています。だから、もう一度カメラマンの価値を再評価されるな仕事がしたいです!」
岸「お二人ともジャンルは違えど同じところに向かっているんですね!!どんどん世の中を変化させ続けて欲しいです!!
では、短期的な目標はありますか…?」
金子さん「僕の周りにいる人が少しでもいい写真を撮れるように写真の撮り方やコツを伝えていきたいですね」
戸田さん「CASEを早く出て行くことです(笑)これは変な意味ではなくて、会社組織を大きくするということです!」
岸「そういうことでしたら、喜んで送り出しますよ!!寂しくなりますが…。
Mikoshi Japan,Inc.さんの草創期に、私もこうして立ち会うことができるのはとても嬉しいです!
これからも、CASE Shinjukuをよろしくお願いいたします!」
今回もとても長い記事になってしまいました…(汗)
ここまで読んでいただきましてありがとうございます!
みなさんも、写真を撮る際、ぜひご参考にしてみて下さい!きっと今より良い写真がとれるようになりますよ!!
では、新宿区高田馬場にあるシェアオフィス・コワースペース CASE Shinjukuの岸でした!
Mikoshi Japan,Inc.さんには、CASE Shinjuku の動画制作にもご協力いただいています!
詳しくは、こちらの記事で!→ YouTubeのチャンネルをはじめました!