可部線ものがたり いただき物語 その282


元メンバーさんに広島のお土産をいただきました!
どうもありがとうございます!

可部のものがたりがお菓子の中に

「可部線ものがたり」という名前だけあって、このお菓子の中には、かつて起きた出来事が詰まっています。

広島の可部(かべ)では、かつて鋳造業が盛んだったそうです。幕末の時代、財政危機に陥っていた広島藩は、極秘裏に贋金(天保銭)の製造を命じました。贋金によって藩の財政は一時的に持ち直しましたが、わずか1年で偽造が発覚してしまいます。
その際、製造を主導していた商人・木坂文左衛門は、厳しい取り調べにも屈せず、口を割らずにひとり罪を背負おうとし、最後には命を落としたと伝えられています。
鋳造の町・可部の技術が詰まったその贋金は、偽造とはいえ極めて精巧に作られており、本物の貨幣と見分けがつかないまま流通していたといいます。現在では、幻の品とされています。
贋金ではあっても、広島藩を救った木坂文左衛門と可部の鋳造技術は、地域の誇りです。そんな思いを贋金のかたちで表現し、お菓子として生まれたのが「可部線ものがたり」なのです。

お菓子を見たとき、丸ではなく楕円(だえん)のようなかたちをしていて不思議だなぁと思いましたが、ものがたりを知り、納得しました。

さっそくいただいてみました!

枝豆が入ったかりんとう饅頭です。
切ってみるとたくさんの枝豆が詰まっています。
地元の枝豆、しょうゆ、黒蜜、米油等が使用されているそう。一口いただいてみると、枝豆の食感がよく、白あんのほどよい甘さが気持ちを落ち着かせてくれます。

歴史が詰まったすてきなお菓子をありがとうございました!

「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。

可部線ものがたりについて


この記事を書いた人

アバター画像

シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku

CASEには、背景、課題、事例、真実、箱などの意味があり、「様々な背景を持つ人たちが集まり、交流や出会いを得ることで、それぞれの課題を解決出来る空間」、「解決された課題を事例として蓄積し、真実に近づくことが出来る空間」という想いを込めています。

CASE Shinjuku Information

  • コワーキングスペース利用 1時間 : 500円 〜
  • シェアデスク24時間利用 月額 : 27,500円〜
皆様のご利用をお待ちしております。CASE Shinjukuのプランについて詳しく見る。
最新のスタッフブログやインタービュー記事などはこちらから CASE ShinjukuのTOPページを見る。