元メンバーさんに広島のお土産をいただきました!
どうもありがとうございます!

可部のものがたりがお菓子の中に
「可部線ものがたり」という名前だけあって、このお菓子の中には、かつて起きた出来事が詰まっています。
広島の可部(かべ)では、かつて鋳造業が盛んだったそうです。幕末の時代、財政危機に陥っていた広島藩は、極秘裏に贋金(天保銭)の製造を命じました。贋金によって藩の財政は一時的に持ち直しましたが、わずか1年で偽造が発覚してしまいます。
その際、製造を主導していた商人・木坂文左衛門は、厳しい取り調べにも屈せず、口を割らずにひとり罪を背負おうとし、最後には命を落としたと伝えられています。
鋳造の町・可部の技術が詰まったその贋金は、偽造とはいえ極めて精巧に作られており、本物の貨幣と見分けがつかないまま流通していたといいます。現在では、幻の品とされています。
贋金ではあっても、広島藩を救った木坂文左衛門と可部の鋳造技術は、地域の誇りです。そんな思いを贋金のかたちで表現し、お菓子として生まれたのが「可部線ものがたり」なのです。


お菓子を見たとき、丸ではなく楕円(だえん)のようなかたちをしていて不思議だなぁと思いましたが、ものがたりを知り、納得しました。
さっそくいただいてみました!
枝豆が入ったかりんとう饅頭です。
切ってみるとたくさんの枝豆が詰まっています。
地元の枝豆、しょうゆ、黒蜜、米油等が使用されているそう。一口いただいてみると、枝豆の食感がよく、白あんのほどよい甘さが気持ちを落ち着かせてくれます。

歴史が詰まったすてきなお菓子をありがとうございました!
「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。
可部線ものがたりについて
- お菓子工房エール
- 可部線ものがたり
- https://www.wing-kabe.com/%E3%81%8A%E8%8F%93%E5%AD%90%E5%B7%A5%E6%88%BF%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB/%E5%95%86%E5%93%81%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0-1/
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