2024年10月28日~12月13日の約1ヶ月半、サブスクリプションプランでシェアデスクをご利用くださったRileyさん、Madsさんのインタビューブログです。

Mads Anthony
デンマーク生まれ。コペンハーゲン在住。ゲーム会社Aloha gamesのCTO。Rileyと共に次の新作ゲームの製作に取り組んでいる。
2ヶ月の観光ビザで来日。1ヶ月半CASEを利用。
Riley Anderson
デンマーク生まれ。コペンハーゲン在住。ゲーム会社Aloha gamesのCEO。2021年に配信を開始した英語学習アプリゲーム「ABC Runner」がアメリカのアプリチャートの無料アプリの部門で 1 位を獲得。ダウンロード数は1ヶ月で250万ダウンロードを達成。
どこの国の出身ですか?

私たちは、デンマークのコペンハーゲン出身です。
デンマークの人口は500万人ほどで、コペンハーゲンにはその5分の1の人が住んでいます。
そして私たちは、ノアブロという小さな町に住んでいます。ノアブロは英語で「北の橋」という意味で、橋の向こうはスウェーデンです。ノアブロにはもっと古くて、小さな橋もあります。

情報が多すぎますよね!
― それらの橋をいつか実際に見てみたいです。

とても古い橋ですが、とてもきれいなんですよ。日本にもさまざまな歴史的建造物があるように、デンマークにも多くの古き良きお城や建造物があります。でも、日本のものとはかなり違いがあります。コペンハーゲンには王族の方々も住んでいるんですよ。

いくらでも話を続けられますよ!

どんなお仕事をされていますか?

私たちはゲーム会社を運営しています。モバイルソフトウェアやモバイルゲームを作っています。
Google AdsやFacebookなどを使ってマーケティングキャンペーンも行っています。
― ABC Runnerをプレイしみましたが、私には少し難しかったです!

やはり、そうですか!
― でもたくさんのプレイヤーと一緒に遊んでいるみたいで、とても楽しかったです。

よかったです。ABC Runnerは楽しく英語を学べるアプリゲームです。FORTNITEの「バトルロイヤル」というゲームにインスパイアされています。ゲームの中では100人のプレイヤーがいて、最後の一人になるまで競い合うゲームです。
― ゲームのアイデアはどうやって思いついたのですか?

市場を見て、何がうまくいっているか、どんなゲームが人気があるのかをまず考えました。またデータも見て、たくさんのブレインストーミングをしました。ホワイトボードにたくさんアイデアを書き出して、これがいいかもと思ったんです。

このゲームは昔の子どものゲームをベースにしています。紙とタイマーを使い、みんなが同時にスタートするゲームで、最初に勝った人が得点をもらえるというものです。

私たちはそのゲームのデジタル版を作りました。懐かしい気持ちを思い出してもらえるかもしれません。例えば、ポケモンカードやレゴのような子ども向けのものはヒットする傾向があると思います。そして、私たちのゲームはうれしいことに、デンマークやアメリカで子どもたちに大人気なんですよ。
― ゲームがチャートで1位になったと聞きました。

えぇ、そうなんです。アメリカやイギリス、さまざまな国で、ダウンロードチャート1位も獲得しました!
― 自分たちのアプリゲームが1位になったとき、どんな気分でしたか?

「え!これは本当!?」って感じでとてもうれしかったです。

私も「わお!」って感じでした。たくさんの方が私たちのゲームを愛してくださっていることに感激しました。

またあのスリルを味わいたいと思っているんです。あれは2、3年前のことだから。人気のゲームを作り出すって本当に大変なことなんですよね。

今は、ジグソーパズルゲームを制作中です。

そのゲームは小さなタスクをこなしていくゲームで、集めたピースが多いほど、お金が増えます。より多くの仲間を集めることで作業を早めることができ、アップグレードするとゲームが速く進みます。このゲームは、若い世代にプレイしてもらいたいんです。
― もうそのゲームはプレイ可能ですか?

1月にリリースする予定です。
今はプロトタイプを制作し、それをGoogle広告で配信して、例えば「ダウンロードにかかる費用」、「かかった費用に対してどれくらいの収益が得られるか」などをリサーチしています。
― 完成した後にテーブルにうっかりぶつかってパズルを壊してしまうなんてことがあるかもしれませんが、アプリではそういうことは起こりませんよね?

そうですね、それがまさに私たちが再現しようとしていることです。
みなさんそれぞれ、ジグソーパズルの楽しい思い出があると思います。私たちのゲームはアプリなので立体ではありませんが、それでもリアルさを追求しています。まずは実際にテストしてみて、それに適したユーザー層がいるかどうかを確認する必要があります。ただジグソーパズルのターゲット層は、年齢が高めなのでどうなるかはわかりません。

思い出や感情をデジタルで遊び心のあるかたちにすることがこのゲームを作る上で重要なんです。
私たちのコワーキングスペースを選んでくださった理由を教えてください

まず、日本でオススメされているコワーキングスペースを探して、「Gaijin Friendly」というウェブサイトを見つけました。そこにCASEが載っていました。私たちは1日かけて5つのコワーキングスペースをまわりました。
この場所が一番良いと思ったのは、私たちが住んでいる場所に近いことと、雰囲気をとても気に入ったからです。
私たちのオフィスを使ってみてどうですか?

快適で居心地が良いです。作業中心のエリアもあり、モニターもあります。

長時間座っても疲れないチェアなど、いろんな設備があって過ごしやすいです。さらに、ランチの選択肢もたくさんあっていいですね。

東京滞在中、仕事以外に、何か計画していることはありますか?

はい、私たちは広島、京都、大阪、奈良、長野に1週間の新幹線パスを使って行きました。

長野では雪猿を見ましたよ。



広島では平和記念資料館に行きました。見ていてとても興味深かったし、非常に心を動かされました。

そしてとても悲しい気持ちになりました。

大阪ではユニバーサル・スタジオにも行きましたし、奈良では鹿にせんべいをあげ、京都では伏見稲荷大社にも行きました。
実は、北海道にも行く計画を立てていましたが、新幹線で10時間もかかるので断念しました。新幹線からは富士山も見えましたよ。とても美しかったです。もちろん東京も美しい町ですよね。面白いものもたくさん見ました。たとえば小豚とふれ合えるピッグカフェやスカイツリーなど。東京では本当にたくさんものを見ましたよ。




残りの1週間で、もっと色々やりたいと思っています。

面白い写真を見せてあげますね。Madsは子豚に大人気だったんですよ。



原宿にある豚カフェです。すごく楽しかった。でも少し気持ち悪かったですけどね(笑)

秋葉原にも行って、ポケモンカードを買いました。ポケモンが大好きなんです。
明日は料理教室に参加してラーメンの作り方を学ぶ予定です。2時間のラーメンレッスンです。



僕はラーメンが大好きなんです。日本で素晴らしいラーメンのお店をいくつか見つけました。ラーメンは本当においしいですよ!
でも、君はそこまでのラーメンファンではないよね?(Rileyに向かって)




好きですが、お好み焼きの方が好きです。

― CASEの近くに広島風お好み焼きがいただけるお店があるのは知っていますか?

はい知っています!もうランチで行きましたよ!

いろんなレストランに行ってみています。自分たちのお気に入りの場所を見つけられたらなと思っています。

デンマークでは、昼食はほとんどがパンなんです。ライスブレッドにコーンをのせて、自分でサンドイッチを作ります。外で昼食を取ることは珍しいんです。日本ではランチにいろんなレストランを選べるから楽しいですね。
旅行で一番のお気に入りの場所はどこですか?

僕は広島がお気に入りです。

私も。お好み焼きが本当においしかったですね。

クリスマスイベントのようなライトフェスティバルもやっていました。素晴らしかったです。ホテルの周りの飲食店は東京より安かったです。

リーズナブルな料理はありがたいです。牡蠣フライも食べました。

東京でコワーキングスペースを使ってみたいと思っている人たちにメッセージがあれば、教えていただけますか?

「これはやるべきなのか?」「難しくないかな?」と家でただ座って考えている人たちがいたなら、「まず試してみてほしい」とお伝えしたいです。CASEにいる人々は親切で、言語に不安があっても、簡単にそんな問題は解決できます。Wi-Fi、シェアデスク、モニターも完備されているので、ここで仕事を始めるのはとても簡単です。

最初は不安でした。言葉の壁について考えてしまいがちですが、実際に日本に来てみると、問題に感じることは少なく、駅やあちこちに英語の案内があるので、移動もとても楽です。思っていたよりずっと簡単です。

それに、ここで行なわれるイベントは居心地が良くて楽しいです。コワーキングスペースで行われた新米イベントも楽しみました。



ここに来る前に内覧に行ったコワーキングスペースは少し寂しい印象で、あまり居心地が良くなかったんです。でもここはとても開放的です。
― 日本に行こうというアイデアはどちらが思いついたのですか?

私たちはコペンハーゲンのスタートアップのコワーキングスペースを借りて仕事をしていて、そこにいる多くの人が1〜2ヶ月他国のコワーキングスペースに行っています。みなさんの多くはデリーやタイなど東南アジア方面の国を選びますが、私たちにはちょっと暑すぎかなと。若い頃も今も思うことは、人生は一度きりだから、やってみたいことがあるなら挑戦してみるべきだということです。それでMadsが日本を提案してくれました。文化だけでなく、ゲームやテクノロジーなどに興味があったからです。それに日本はとても安全なので、それも日本を選んだ理由のひとつでした。
― 日本人として、とてもうれしいお言葉です。ありがとうございます。いつでもまた気軽にいらしてくださいね!