こんにちは!新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペースCASE Shinjukuの山﨑です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
2021年も残りわずか。月日が経つのはあっという間ですね…。
CASEでの月の初めの作業の一つにカレンダーめくりがあります。
3ヶ所に置いてあるカレンダーを、毎月ぺらぺらっとめくっています。
その中のひとつにバリアフリーカレンダーがあります。
バリアフリーカレンダーは、視覚に障害を持つ人とそうでない人の両者が使いやすい工夫が施されたカレンダーです。
真美堂手塚箔押所さんが開発し、製造販売されているものです。シンプルかつとてもおしゃれなところがお気に入りです。
そんな素敵なカレンダーですが、CASEではさらに…。
バリアフリーカレンダーとは
バリアフリーカレンダーは、他のカレンダーと違って文字がぷくっと浮かび上がっているのが特徴です。
この文字を「タクタイル文字」(浮き出し文字)と呼び、指で触って読むことができます。
視覚に障害を持つ方が読む文字として「点字」がありますが、全盲や弱視の方も含めた視覚障害者の中で点字が読める方は約1割といいます。
視覚障害者の約8割は、事故や病気などの後天的な理由で視力を落とした方。大人になってから点字を覚えるのは極めて難しいとのこと。このカレンダーはそんな点字が読めない方にも使っていただけるデザインになっているのです。
以前の記事でバリアフリーカレンダーについて、詳しく書いていますので、ぜひそちらもご覧ください☆
バリアフリーカレンダーのデコレーション。始まりは春、桜の花びらから
2020年の春、お世話になっているお水のいずみやさんの紙コップのロゴがピンク色になりました。
ずっと青色だったので、春だから期間限定で色が変わったのかとめずらしく思い、そのことを記事にしました。
そのときに記事に載せる写真を春らしくするため、折り紙を桜の花びらのかたちに切ってちりばめました。
その写真がこちら。
この写真を撮るためだけに花びらを作ったので、そのあと特に使う用途はありませんでした。かといって捨てるのはなんとなくもったいないと感じ、「何かに使えそうでしたら、使ってください!」とスタッフの植木さんに託しました。
するとある日、花びらが思いもよらぬかたちで活躍していました。
使い道が見つからず、捨ててしまっていたところでしたが、植木さんによって、花びらに命が吹き込まれた瞬間でした。
バリアフリーカレンダーが気づいたら毎月華やかになっていた
2020年4月の桜の花びらをきっかけに、気づくと毎月カレンダーが華やかになっていました。
2021年1月からのカレンダーです。矢印を押して、スライドをさせてご覧ください!
その季節にちなんだ花やオブジェクトが、丁寧に折り紙によって表現されていますよね。
花の特徴を押さえた上で、切り方、貼り方を変えているところに芸術性を感じます☆
私のお気に入りはヒマワリです。
蝉の鳴き声がする、真夏の暑い日に元気いっぱいに咲いているヒマワリ。そんなイメージが広がります。
絵はがきにしたいくらいです☆
そして11月の紅葉は傑作ですね!もみじといちょうが色鮮やかで美しい秋の光景が目に浮かびます。
折り紙を貼り合わせた立体的な見栄えも素敵ですよね!
視覚に障がいがある方も、折り紙を触ったらどんな花が咲いているのか、きっと想像ができると思います。
このカレンダーも文字がぷくっと浮き出していることによって、触ると何の数字かわかるようになっています。そんなカレンダーの素敵なポイントとうまく融合されていて、すごい化学反応が起こっているような感覚です。
今年最後の月の12月もワクワク!
真っ白の繊細なカレンダーに、12月はどんなデコレーションがされるのでしょう。
12月はやはりあのイベントにちなんだものでしょうか!
植木さん、これからも楽しみにしています!!
以上、新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjukuの山﨑でした!