CASE Shinjukuの最寄り駅、「高田馬場駅」から東京メトロ東西線に乗って東に一駅、そこは早稲田大学早稲田キャンパス・戸山キャンパスの最寄り駅「早稲田駅」。
早稲田駅早稲田口から南に延びる坂道が「夏目坂」。この坂の名は小説「吾輩は猫である」で有名な明治の文豪、夏目漱石の生家があったことに由来します。夏目家は江戸時代から続いたこの地の名主で、その家紋が「井桁に菊」であることから、「喜久井町」という町名が付けられ今に残っています。
漱石にちなんだ猫のシールが、そこはかとなく可愛らしい
この夏目坂を登り切って大久保通りに面したところに COLLINA PICCOLA(コリーナ・ピッコラ)というイタリア料理店があります。こちらの「夏目坂プリン」をいただきました。
長い前置きで、このプリンのネーミングとパッケージが、「夏目坂」と漱石の「吾輩は猫である」をモチーフにしているということはお分かりいただけますよね。
お持ち帰り用に瓶詰められたプリン。猫型のシールが可愛いです。裏面には尻尾も。物語が詰まった、このスイーツにトキメキます!
トラットリアのパティシエが手作りする極上プリン
お味は、ここまでかというくらいクリーミー、カラメルもほどよいとろみと苦みです。「夏目坂プリン」は、同店のソムリエ兼パティシエ手作り。まさにトラットリアの贅沢なドルチェです。
COLLINA PICCOLA(コリーナ・ピッコラ)では、プリンのほかにも「夏目坂ティラミス」、「夏目坂チーズケーキ」などのお持ち帰りスイーツが用意されています。
今年4月から始めたということですから、夏目坂シリーズは、コロナ禍の中での工夫だったのでしょうか。災いは、ないにこしたことはありませんが、そんな中での、これまでにない人の工夫や努力が、新しいものを作り出して、それが誰かの役に立ったり、新しい楽しみや喜びになる。そんなことを考えながらいただいていると幸せ気分が増幅してきました。
涼しくなったら夏目坂探検を兼ねて高田馬場から足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。坂道には、「夏目漱石誕生之地」と刻まれた黒御影石の碑とその由来を書き留めた札が建っていますよ。
あ! 勿論、お料理とワインもお試しくださいね!