大阪ちよ子 CASE Shinjuku いただき物語 その184


サンワークス株式会社の土江さんより、大阪のお土産をいただきました!名前が印象的なチョコレート菓子です!
どうもありがとうございます!

ちよ子さんのチョコレート

女性の名前「ちよこ」とチョコレートの「チョコ」をかけたという大阪らしいネーミングの逸品。黄色い傘がもの悲しいですが、傘は「ちよ子」さんのトレードマークのようです。どんな女性なのでしょう。気になりますね。

大阪ちよ子を製造している「あみだ池大黒」は創業が文化2年(西暦1805年)という長い歴史をもった和菓子屋さんです。「文化」ってどのくらい前の元号かご存じですか?

ということで「令和」から溯ってみました!

令和 ←今ココ

平成

昭和

大正

慶応

元治

文久

万延

安政

嘉永

弘化

天保

文政

文化 ←令和から数えて13つ前の元号

2年や4年で終わった元号もありますが、元号で見ると、より歴史の長さを感じますよね。
この200年の間には「日露戦争」や「第二次世界大戦」「阪神大震災」など数々の大きな出来事がありました。

明治32年(1899)日露戦争では明治天皇より戦場の兵隊に配られる『恩賜の御菓子』として万箱のご下命を頂きました。

三代目利昌は大坂商人の意地と誇りをかけて不眠不休で生産に励み、納期に完納することが出来ました。この「菊の御紋章入りおこし」は戦地の兵隊さんに非常に喜ばれ評判となり「粟おこし」は大阪の代表名物として全国的に知名度が拡がりました。以来、宮内庁御用達の栄に浴しています。

あみだ池大黒公式HPより

昭和20年(1945)3月、第二次世界大戦・大阪空襲の際、大黒像を収蔵した土蔵のみ残し店舗・工場が全焼。昭和26年には株式会社あみだ池大黒として営業を再開しました。

あみだ池大黒公式HPより

しかし平成7年1月、阪神大震災で工場が被災。西宮浜工業団地全体がまさに孤島と化しました。陸路による出荷を断念し、船で搬送したこともありました。

あみだ池大黒公式HPより

先に挙げた3つの出来事に、あみだ池大黒さんが関係しているのは驚きです。長い歴史の中の重要な出来事とともに歩まれてきたことがわかります。

長年おこしをメインにお菓子作りをされている、あみだ池大黒さん。そんなおこしの老舗ならではのお菓子が「大阪ちよ子」なのです。

おこし製法を応用してできたちよ子

まず、おこしができる工程はこんな感じ。

① お米を蒸す

② 乾燥させる

③ パフ状に炒る

④ 水飴と砂糖を加熱し、釜の中で混ぜ合わせる

⑤ ごま、ショウガ、ピーナッツなどを加える

⑥ 釜から取り出して、シート状に伸ばし、カットする

ちよ子の場合は、パフにしたお米に、水飴ではなくチョコレートが混ぜられています。おこしの製法に熟練したあみだ池大黒さんだからこそできるお菓子ですね。

あみだ池大黒ホームページ「おこしのこだわり製法」参考

早速いただいてみました!

箱を開けてみると、なんともかわいらしいちよ子さんチョコが顔を出します。

お味は2種類。スイートチョコレートと、ホワイトチョコレート。どちらもいただいてみました!

まずはスイートチョコレートのほうをいただきました!

甘さは控えめのクランチチョコレートです。ざっくざくでおいしい!一口サイズで食べやすく、仕事をしながらでも手を汚さずにいただけます。
アーモンドが入っていて、よいアクセントになっています。

お次はホワイトチョコレート。

レーズンが入っていて、上品な味わいです。ホワイトチョコは濃厚ですが、こちらも甘さ控えめでおいしい。

どちらもコーヒーや紅茶にぴったりです。ほっと一息つける、おいしいお菓子をどうもありがとうございました!

「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。

大阪ちよ子について

・ 大阪ちよ子
・ あみだ池大黒
・ http://www.daikoku.ne.jp/
・ 大阪のお土産店、オンラインショップ


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