柿の種クランチ CASE Shinjuku いただき物語 その180


Mikoshi Japan, Inc.の戸田さんより、新潟のお土産「柿の種クランチ」をいただきました!
どうもありがとうございます!

元祖「柿の種」

お酒のおつまみ、こどものおやつなど、どんな場面にでも合うあられお菓子「柿の種」。そんな柿の種を生み出したのは、 新潟県長岡市の浪花屋製菓の創業者 今井與三郎氏でした。

そういえば、柿の種っておもしろいかたちをしていますよね?まるで三日月のよう。しかし最初から狙ってそのかたちにしたのではなく、ある事件がきっかけなんだそう。

当時のお菓子作りはすべて手作業。浪花屋さんでもお餅をスライスし、それを何枚かに重ね、小判型の金型で切り抜き、すべて手作業であられが作られていました。ある日、與三郎さんの奥様が誤ってその金型を踏んでしまったそうです。ぐにゃりと曲がってしまった金型を使用したら、歪んだ小判型のあられができました。

そのあられを売っていたところ、あるお客さんに「こんな歪んだ小判型はない。柿の種みたいだな。」と言われたそうです。與三郎さんはそれをヒントに大正13年、「柿の種」を誕生させました。

奥様が金型を踏んでいなかったら・・・、あるお客さんが「柿の種みたい」と言っていなかったら・・・、この世に「柿の種」は存在していなかったかもしれません。金型を踏んでしまったときは、「うわっ、どうしよう!」と思ったはずですが、踏んでくれて良かったと思える奇跡の大事件ですね。

浪花屋製菓ホームページ「元祖 柿の種」より参考

柿の種とチョコレート、奇跡のコラボ

柿の種の周りにチョコレートがコーティングされている「柿チョコ」は人気ですよね。今回いただいた「柿の種クランチ」も柿の種とチョコレートをマッチングさせたお菓子ですが、「柿チョコ」を知ったとき、皆さんはどう思われましたか?

「え!ピリッと辛い柿の種と甘いチョコレートが合うの!?」って思いませんでしたか?

浪花屋さんが「柿チョコ」を発売されたのは、平成6年。きっかけは、KIOSK立川店さんとの商談で、担当者の何気ない一言だったのだそう。

「柿の種とチョコレートはよく合うので、チョコレートをかけてみてはどうか?」

当時、柿の種にチョコレートをからめた洋菓子はあったそうですが、駅の売店で気軽に買える物ではなかったそうです。
それならば作ってみようと始まった柿チョコの商品開発。

柿の種とチョコレートをただ融合させたのではなく、柿の種の食感や味を残しつつのも、チョコレートがまんべんなくかかっている。そんな絶妙なバランスに辿りつくまで、 試行錯誤の連続だったそうです。 そんな中、完成したのが「柿チョコ スイート」。販売当初は、全然売れず、げてもの扱いをされてしまったのだそう。しかし、女性ファッション雑誌などに取り上げられ、口コミが広がり、人気のお菓子に発展していったそうです。

一見ミスマッチに思える「柿の種」と「チョコレート」の組み合わせ。一口食べたら、びっくりしてしまうほどのおいしさ。商談での何気ない一言が、人々を虜にする「柿チョコ」を生み出すきっかけだったとは、驚きでした。「作ってみよう、やってみよう」という心の広さ、勇気、チャレンジ精神が柿チョコには詰まっていたんですね。

「柿チョコ」が存在していなかったら、いただいた「柿の種クランチ」も存在していなかったかもしれません。

前置きが長くなってしまいましたが、柿の種クランチのお味はいかに・・・。

グルメクラブ 食の豆知識「金型踏んづけて柿の種、試行錯誤の柿チョコ 誕生秘話」より参考

バランスが決めて!

柿の種クランチも「柿の種」と「チョコレート」のバランスが絶妙でした!

見た目は巷でよく見かけるクランチですが、いただいてみると、やはり普通のクランチとは違います。柿の種感はそこまでないのですが、とても香ばしく、そしてあまり甘くなく、大人の味という印象でした。甘いのが苦手な人にもぴったりなお菓子です。

浪花屋さんの柿の種クランチは新潟限定のお菓子みたいですので、新潟に行かれた際は、お土産に買ってみてはいかがでしょうか?

戸田さん、素敵なお土産をどうもありがとうございました!

「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。

柿の種クランチについて


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