「無人コンビニ600」がシェアオフィスにやって来たー\(^o^)/


こんにちは!新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjukuの森下です。恐ろしく暑い日が続きますね。西日本の水害や連日の猛暑も心配ですが、普段通りの生活ができる人たちが、普段通りの生活を続けることも大事ですね。自分にできることは何かを考えて行動しなければ…ということを、大きな災害があるたびに考えます。それにしても熱すぎるので、皆さま熱中症対策は怠りなきように…。

さて少し前のことになりますが…去る6月22日(金)朝。私は待っていました。このように場所を空けて。この日、ここに「無人コンビニ600」という新しいサービスを提供する冷蔵庫が搬入されるのを。

こちらはシェアオフィスのレストエリア。ここで皆さん、お食事をされたり休憩をされたり。

ここに「無人コンビニ600」を置いていただきました(^^)

設置完了後に商品が並べられているところです。メンバーの皆さん、興味津々で集まっていらっしゃいました。

そして、はい! セット完了、営業開始です(^^) これで、CASE Shinjuku は、24時間お買い物ができるシェアオフィスとなりました。

「無人コンビニ600」とは

まずは、百聞は一見にしかず! 600株式会社さんの「600商品紹介動画」をご覧下さい。

動画を解説する必要もないほどシンプルですが、小型冷蔵庫にタブレットとカードリーダーが付いていて、

①キャッシュカードをスワイプすると扉が開く
②買いたい商品を取り出して扉を閉めると精算が始まる

以上で、お買い物は完了です!

「無人コンビニ600」とCASE Shinjuku

この「無人コンビニ600」を開発運営する会社は、連続起業家・久保渓さんの600株式会社。久保渓さんは、モバイル送金・決済のプラットフォーム「WebPay」の創業者であり、そのウェブペイ・ホールディングスをLINEに売却し「LINE Pay」の開発に関わるなどスタートアップ業界では著名人。この久保渓さんと、CASE Shinjuku メンバーであるYassLab 株式会社の安川要平さんが既知の間柄だったことから、実は昨年末から導入に向けて準備が始まっていました。

ぜひ、「無人コンビニ600」をCASE Shinjuku に! と考えた理由は二つでした。

究極のコンビーニエンス!

一つは、メンバーの皆さまへの福利厚生として。CASE Shinjuku は、高田馬場駅前徒歩1分という立地で、数分も歩けばコンビニ各店、イオンマート、ドン・キホーテ、百均のキャンドゥなどにアクセスできて、大抵のものは楽に調達できるというなんとも便利な場所です。それでも、暑い日、寒い日、忙しい日、または深夜など、お部屋から出るのも面倒…というときがあります。人の欲求とは飽くないもので「近くにコンビニ」ではなく「中にコンビニ」のほうがコンビーニエンスということになります。

そんなことで、メンバーの皆さまに少しでも快適かつ便利にCASE Shinjuku を使っていただきたい。これが導入の理由の一つです。

体験スタートアップ!

そしてもう一つは、「無人コンビニ」という新しい挑戦をCASE Shinjuku で体験したいということでした。

人の漠然とした不便の解消や「あったらいいな」の気持ちに向き合い、その不便や欲望の本質を見極めて、それを解決するソリューションを生み出し世の中に普及させるのが起業家。この新しい挑戦にユーザーとして参加することで「成長し続けるシェアオフィス」としてのCASE Shinjuku の機能を高めたいと考えました。

そんな2018年夏の「無人コンビニ600」導入レポート

「600」という名前は、600点の商品を扱うコンビニということで名付けられたそうですが…あれ? 庫内はかなり余裕があります。「無人コンビニ600」は、2018年6月に正式サービスをスタートさせたばかり。CASE Shinjuku にやって来たこのサービスは「まさにこれがMVP(minimum viable product)」とリアルに感じるものでした。CASE Shinjuku のシェアオフィスに設置されたこのコンビニが、これからどのように変化していくのか想像するとワクワクしてきます。

そんな「無人コンビニ600」の現在を、600株式会社さんにお許しをいただきご紹介しますね。

60品(10分の1)からのスタート

現在、庫内の商品は60品と設定されています。搬入時にスタッフの方に尋ねてみたところ「現状、これ以上、増やすと誤作動が増えるんです。安定性を優先して」とのこと。買い物をして扉が閉まると精算が始まる仕組みですが、実際タブレットに表示される商品が違う物だったり、取り出した商品が表示されないということが起こります。違っている場合は、タブレットのリロードボタンを押すと再精算が始まる仕組みです。

3Dプリンタとガムテープが活躍!?

タブレットが収まっているケースは、どうやら3Dプリンタで製作されているっぽいです。タブレットから伸びるケーブルは、黒いガムテープで躯体に接着してあります。そのほか庫内のLED照明の取り付け方など、いたるところMVP感満載です!

取り急ぎ、アナログでメッセージを

「無人コンビニ600」の特徴の一つに、エンドユーザーがLINE@やslackで商品をリクエストするなど要望が伝えられる仕組みがあります。ですが、とりあえず今のところは、こちらの手作りボードでコミュニケーション。コミュニケーションができればいいわけですからこれも実用最小限ですね。

こんな心遣いも

先週の補充日には、こんなプレゼントをいただきました。庫内に入れておけば、誰かが扉を開けてくれるかもという仕掛けではあるわけですが、ほのぼのと嬉しくなるプレゼントでした。

楽しみな週2回の補充日のコミュニケーション

現在、CASE Shinjuku の補充は週2回です。週に2回、補充作業をするスタッフの皆さんとお話をするのも楽しみの一つです。月に1度のミーティングとMonthlyReport もセットされていて、それぞれのスペースで「無人コンビニ600」がその場に合わせて進化するように設計されています。

これからもレポートします!

「無人コンビニ600」の導入で、既に想像以上の学びと効果がありました。

とにかく、ほんとうに便利です! まだ品数は少ないのですが、いずれはお弁当やおにぎり、封筒や切手など、基本的に流通している商品ならなんでもリクエストできるようになるそうです。また庫内は一目で見渡せますから普段の買い物では目に入らない商品が目について手に取って買ってみるということが起こります。だいたいいつも同じ物しか買わない私にとって「無人コンビニ600」は新しい商品と出会えるショーケースでもあります。

そして、予想をはるかに超えるMVP感を、CASE Shinjuku のスタッフやメンバーさんたちと共有できることでワクワクしています。サービスがスタートした今だからこそ。この出会いを久保渓さんと安川要平さんに感謝…。

これからもCASE Shinjuku では「今日の600」というタイトルで、この「無人コンビニ600」の様子をリアルタイムでお伝えしていこうと思います。
引き続き、CASE Shinjuku と「無人コンビニ600」をよろしくおねがいいたします!


この記事を書いた人

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森下 ことみ

有限会社そーほっと 代表取締役
株式会社まちづくり高田馬場 代表取締役
高田馬場経済新聞 編集長

☆CASE Shinjuku
☆新宿区立高田馬場創業支援センター
☆三鷹市SOHOパイロットオフィス
 などのシェアオフィスの運営をさせていただいています。
☆東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業 地域コーディネーター

CASE Shinjuku Information

  • コワーキングスペース利用 1時間 : 500円 〜
  • シェアデスク24時間利用 月額 : 27,500円〜
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