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新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku フロントの植木です!こんにちは!
前回のブログ「五反田にあるコワーキングスペース、 CONTENTZさんに行ってきました!!」はご覧いただけましたでしょうか?なんともおしゃれなコワーキングスペースのCONTENTZさんを見学させていただきました~!というご報告ブログでしたが…
その最後に掲載しました不穏な写真…
こんなシーンで、終わっていました。
このあと、この人たちがどこへ行ったかと言いますと…
CONTENTZさんから歩いてすぐのところにある「飲食店舗街」でした。
あぁ、お疲れ様の一杯でもやりに来たのね…とお考えの皆さま、ハズレでございます!
このなかのどこに行ったか… それがヒントです。
まずは、飲食店舗街と呼ばれる、このビルを2階まで上がっていきます。ここは2階に見えますが、階段を上がったフロアが実は1階で、見下ろしている中庭(広場)が地下1階とのこと。なかなかおもしろい造りの建物です。
2階に着いたら、更に奥へと進んで行きます。
更に更に奥へ奥へと進んで行くと、やっと目的地に着いたようで、とある一軒のお店のなかにみんな入っていきます。ここは…?
んんんん???やたらとアダルティで、雰囲気のある店内ですね。お酒の種類も豊富ですし、ボトルキープされているようなディスプレー…
そういえば、入り口にあった看板にはなんと書いてあったでしょうか?
「 コ ワ ー キ ン グ ス ナ ッ ク 」ですって?!
ここはCONTENTZ分室「コワーキングスナック」なのです!
そう、ここはCONTENTZさんの分室と呼ばれている コワーキングスナック なのであります。
CONTENTZと併せてこちらの代表でもある 有限会社ノオト の宮脇さんがおっしゃるには、コワーキングスペースは日本国内のみならず世界各国にあるものですが、「コワーキングスナックというのは世界初だと思う!」とのことでした。
確かにお酒を飲んでしまったら、もうお仕事する気はなくなってしまいそうですものね… 飲むこととお仕事の両立というのはとても難しいような気がします。それなのに「おいしいお酒を飲みながらコワーキングしませんか?」という誘い文句が並んでいるんですよ。これはきっとコワーキングスペースならではのコミュニケーションを、スナックに持ち込んじゃおう!ということのようですね。
このコワーキングスナックは、基本的には月曜日〜金曜日の 20:00〜24:00 で営業をしていて、ママとチーママはなんと曜日交代なのだそうです!ユニークなシステムですね。それと、本家のCONTENTZさんは会員制ですが、こちらは会員にならなくても利用することができる!なので、お友達をさそってふらりと立ち寄ることも可能なんです!五反田に来た際は是非皆さんも寄ってみてください!
ところで…… この社会科見学が行われたのは土曜日なのでした。ということはお店は営業していません。せっかく来たけど一杯も飲めないで帰ることに…… なりませんでした。
なぜなら、今日はCASE Shinjuku がここをお借りすることになっているからです!
そう!一夜限りの コワーキングスナック CASE Gotanda が開店するのでございます~!!
シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku 代表の森下さんとフロントの植木、岸、山﨑の3名がカウンターの中に立ち、あらかじめお招きしましたお客様に、簡単なお酒を作ってお出しする… いわゆる「スナックごっこ」を体験させていただく、というのが今回の「スペシャルな出来事」なのでした!
「ごっこ」とは言え、スナックのカウンターに立たせていただくことなど、なかなかできないことだと思います。スタッフ全員、感動です!
早速、宮脇さんに、店内の仕様や道具などの扱い方、さまざまなお酒の作り方などをレクチャーしていただきました。
フロントガールズの岸さんは、物が置いてある場所や、お酒の作り方などを積極的に覚えようとしたり、必要なものをそろえたりするのに、能動的に動いてくれるので、もしかしたらこういうお店が向いているのかもしれません。
開店時間まで、じつはあまり時間がありません。みんな大急ぎで準備をしていきます。
用意してきたミックスナッツの詰め合わせと、みんな大好き まい泉 のミニメンチカツバーガー (これ、とっても美味しいんです!!)をお通しとして、おてふきとセットにして、テーブルに並べます。
3時間だけの四姉妹…!?
そして今回の「コワーキングスナック CASE Gotanda」は、普通にお店を開いたのではおもしろくないということで、ある設定を考えました。それは「まったくの別人になってみよう」というものでした。
ストーリー性を持って、このスナック営業に結び付けるとでも言いましょうか。植木がおおまかな設定を作り、簡単なシナリオを書いてキャスティングを施しました。
– ある夜のこと、慶須(ケイス)家の電話がなった。長女さおりが受話器を耳に当てると、
– 聞こえてきたのは「父親が事故で亡くなった」という話だった。
– 気丈に振る舞いその話を母親・圭子に伝えると、弱々しく微笑みを見せただけで何も語らなかった。
– さおりは、不安がる妹たちと部屋にこもり、やがて朝を迎えた。
– しかしその頃にはすでに家の中に母親の姿はなく、あとから聞いたところ若い男と連れだって、この町を出て行ったとのこと。
– さおりを中心に、慶須家四姉妹は夜の蝶となる道を選んだのだった…
昭和のテレビドラマのようなシチュエーションを考え、森下さんが長女 さおり、植木が次女 あけみ、岸さんが三女 みはる、山﨑さんが四女 ことね、そして男性スタッフがそれぞれ 竜二 と 松下 というキャスティングに割り振りしました。
お客様たちには、これらを理解して頂き、スタッフの名前はキャスティングの役名で呼ばないといけない…という若干意味不明なルールを作りました(笑)
もしも名前を呼び間違えたり、本名で呼んでしまったりすると… 水鉄砲で ちゅっ と撃たれるという罰ゲームまで用意させていただきました。悪ノリ以外の何物でもありません(笑)
しかしそこは、私たちも悪魔(なだけ)ではありません。ヒントというかカンニング用というか、とにかく壁に大きく「関係図」として、キャスティングされている人たちの名前を書いておくことにしました。
コワーキングスナック CASE Gotanda オープンです!
さぁ開店準備が整いました!どうにか開店時間にも間に合いました!
まもなくお招きしたお客様たちが、続々といらっしゃるでしょう!
「いらっしゃいませ~!」
1人目のお客様がいらっしゃいました!コワーキングスナック CASE Gotanda が始まりました!
しっかりと予習を済ませた 岸さん “みはる” が手際よくお酒を作っていきます。
そんなことをしていると、あら、次のお客様もいらっしゃいました。またもうひとり…
気付けばカウンターは鈴なり!テーブル席もあっという間に埋まってしまい、ほぼ満席というありがたい状況に!これは大繁盛の予感!!
せっかくなので、カウンターの中からの写真もどうぞ。
これを満席と言わず、なんと言う!
しかも皆様、きちんと私たちの事を「さおりさん」「あけみちゃん」と呼んでくれます。ときどきわからなくなった方は「えーっと…」と言いながら、壁の関係図を確認しています。「さ(おり、と言いかけて)… ぁけみちゃん」はぎりぎりセーフとしました(笑)
お招きしたお客様は、基本的にCASE Shinjuku の利用者さんと、CASE Shinjuku に所縁のある方々です。今日が初対面という方々もいらっしゃるので、せっかくなのでスタッフとお客様の自己紹介タイムを設けたりと、普通のスナックではしないこともやってみました。「はじめましてですよね?」とか「僕も同じような仕事をしていて」などと、自然と会話が生まれ始めました!人と人が繋がっていく場所って、やっぱり素敵ですよね!
時間が深くなっていくと、一部のお客様がこの「小芝居」に参加し始めます。
ご自身の設定や名前を(勝手に)考えて、関係図に書き足していきます。
どうやらこのお客様は「マル夫」さんというお名前のキャラクターで、すでに設定されていた「地上げ屋 1、2」たちのボスという立ち位置になったようです。ストーリーが複雑になってきました(笑)
お酒が良い感じに入ってきた他のお客様たちも続々と書き足してくださり、ますます関係が複雑になっていきます。2時間で企画していたテレビドラマが1クールの連ドラ、13回でお届け!くらいなボリュームになってしまいました。
最初の関係図がこれです。こちらのスタッフだけのまぁまぁシンプルなものでした。
しかし終わってみれば…
ご覧ください!あっちこっちに名前が書きたされ、関係性を表す線や矢印もさまざまな方向に伸びています。大人たちのいたずら書きということで、内容もけっこう刺激的だったりしましたね(笑)あー楽しかった。
楽しい時間が過ぎるのは速いものでして、一夜限りのコワーキングスナック CASE Gotanda の閉店時間が近づいて参りました。せっかくたくさんの方にお越しいただきましたし、せっかく私たちもカウンターの中に立てましたし、記念ということで最後に集合写真を撮りました!
このあとは、とっても名残惜しかったですが、閉店と共にお客様方にはお店をあとにしていただき、私たちは最後のお仕事です。グラスや食器を洗ったり、ごみをまとめたりと、疲れた体にムチを打ってがんばります。たった1日でもしっかり愛着の湧いたお店です。きれいにしたいとみんなで片付けました。
すべての作業を終わらせると、3時間立ちっぱなし動きっぱなしだった体が「疲れたヨー!」と悲鳴をあげています。でもなぜでしょう、やり切った感や満足感で顔が笑ってしまうのです。
心地好い疲労を持ったまま、私たちもコワーキングスナック CONTENTZ分室さんをあとにしました。
じつは、森下さんの夢だった「カウンターの向こう」
「小さなお店をやってみたい」「カウンターの中からお客さんを迎えたい」じつは森下さんには、そんな夢がずっと心の中にあったそうです。CONTENTZさんがコワーキングスナックというのを始めたと聞き、お客さんとして行ってみたら、とっても羨ましかったそうです。
「私もいつかはやってみたい」「あのお店借りれないかな…」などのつぶやきを、たしかに何度か聞いたことがあります。本当に憧れていたんだと思います。
でもそれが「言霊」だったのかもしれません。宮脇さんのご厚意もあり、今回実現することができたのですから!当の森下さんは、営業中とってもいい笑顔でカウンターの中にいました。
大切なお店を貸してくださり、さまざまなお酒も飲ませてくださった宮脇さんのご厚意には、感謝しかありません。本当にありがとうございました!おかげさまで、めったにできない経験をすることができました。一生の思い出になると思います。
また、そんな一生の思い出を更に華やかなものにしてくださったお客様!CASE Shinjuku の近くに住んでらっしゃるのに、五反田まで駆け付けてくださった方々、お家とは反対方向なのにわざわざ来て下さった方々!皆様にも感謝申し上げます!ありがとうございました。あけみは本当に嬉しかったです!!
そして森下さんも、ご自身の夢に私たちも添わせてくださってありがとうございました!普通に生きていたら、こんな経験はできなかったと思います。
ここまで触れていませんでしたが、「四女 ことね」を演じるはずだったフロントの山﨑さんは、じつは体調不良のために途中で離脱しご帰宅…という残念な経緯となっていたのでした。上記にある関係図では「行方不明」となっていますが、ご安心ください。それは「ことね」の話ですので(笑)山﨑さんはご自宅で安静にされていたと思います。
というわけで山﨑さんは参加できませんでしたが、残りのスタッフは全力でスナックを楽しみました!
最後にもう一度、有限会社ノオト の宮脇さん!ありがとうございました!!!最高に「スペシャルな出来事」になりました!!
以上、お酒のあるお店の従業員だと、自分が飲んじゃってダメだなと改めて思った、シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku フロントの植木でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!