世界最大規模のコワーキングスペース WeWorkのイベントに参加してきました!


新宿区高田馬場にあるコワーキングスペース&シェアオフィス CASE Shinjukuの森下です。

みなさんは、WeWork(ウィワーク/ウィーワーク)という名称を聞いたことがありますか。

WeWork(ウィワーク/ウィーワーク)とは

WeWork(ウィワーク/ウィーワーク、英: WeWork Companies, Inc.)はアメリカのニューヨークに本社を置く、世界最大規模のコワーキングスペースです。アメリカ以外にも世界15カ国の49都市に合計155カ所以上のコワーキングスペースを運営しているそうです。その会員数は13万人と、国内では聞いたことがない圧倒的なスケール感です。WeWorkのある国は下記のとおり。

アメリカ合衆国/アルゼンチン/ブエノスアイレス/オーストラリア/ブラジル/カナダ/中国/コロンビア/ドイツ/フランス/イギリス/香港/イスラエル/インド/韓国/メキシコ/オランダ

そのWeWorkがついに日本上陸。米WeWorkに3億ドル出資したソフトバンクと50%ずつ出資して、新たに国内で合弁会社を設立し、2018年には東京でコワーキングスペースをオープンする計画のようです。

ネット上のニュースやメディアでも話題になっていたのでご存じの方もいらっしゃると思いますが、ソフトバンクから7月18日に発表されたプレスリリースはこちら
ソフトバンクとWeWork、日本のワークスタイルを変革する合弁会社を設立

スタートアップ企業の紹介などをおこなうテクノロジーメディアであるTechCrunch Japanでも紹介されていました。
WeWorkがソフトバンクと合弁会社を設立、東京初のコワーキングスペースは2018年初めに開設予定

多くのコワーキングスペース運営者がいつか日本にも進出するだろうと思っていたわけですが、今回のWeWorkの日本進出でコワーキングスペース業界はまさに黒船来襲の様相です。7月21日(金)に開催さたWeWorkのイベントは、多くのコワーキングスペース運営者からも注目を集めていたようです。

やっぱり現場に行って雰囲気を感じてみたい!

そんなわけで、行ってきました!WeWork主催イベント「HALLO TOKYO LET’S SELEBRATE!。会場は、ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線の「日の出駅」から徒歩1分の場所にあるタブロイド東京。私達の拠点は新宿区高田馬場なので、臨海エリアは縁遠く、久々の遠出となりました。
WeWrokのイベントページはこちら(当然ですが終了しています)。
7月21日(金)に開催されたWeWrokのイベントページ

会場となったタブロイド東京
会場となったタブロイド東京

私たちは19時の開場にあわせて、18時40分には現地に集合。あまり待つこともなくチェックインをすませ、会場入りをしました。エントランスから会場に入ると、すでにDJがフロアに向けて音楽を流していて、アメリカスタイルに翻弄される私達。音楽が流れるスペースの他にケータリングが用意され、ソファの用意のあるラウンジスペースもあり、クラブのような雰囲気でした。

一緒にイベントに参加したNPO法人Startup Weekendの理事長である李東烈さん曰く「Square(スクエア)が日本進出したときのパーティーもこんな感じでしたよ」とのこと。Square(スクエア)とは、スマートフォンやタブレットでクレジットカード決裁ができるサービスを展開している会社です。これはアメリカのスタートアップのイベントでは、どうやら一般的なスタイルのようです。

会場のタブロイド東京のイベントフロア
会場となったタブロイド東京のメインフロア。クラブさながらの雰囲気。

19時スタートのイベントも時間が経過するにつれ、参加者も続々と増加。イベント会場のスタッフの方によると、20時半時点で1,000人は超えているのではないかということでした。コワーキングスペース業界の方よりもスタートアップ企業の方や大手企業の方が多いような印象もあり、WeWorkから会場でどのような話があるのか、とても楽しみになってきました。

久々にお会いする方も多かったので、話がはずみ時間が流れていきます。話題の中心はWeWorkが日本進出することで、どのように業界が、そして日本が変わるのかということ。話も盛り上がり、ますます時間が流れていきます。

イベント当日のケータリング
美味しいケータリングやクラフトビール、カクテルが提供されていました。

会場内は参加者も多くなってきたので、外に移動してテラスで話の続きをすることに。そして、気づけば21時半、、、まだ何も始まらない。

(実はこの22時頃にショートスピーチが行われ、その中でWeWorkとパートナーであるソフトバンクの担当者の方から「東京都内に40ビルディング以上を展開する」という発表があったようです。拠点ではなく、ビルディングと表現されているのは、WeWorkがこれまで一つのビルで複数フロア展開してきたためではないかと推察します)

タブロイド東京のDJブース
インターネット上の話題では、このDJブースでスピーチが行われた模様。

テラスでコワーキングスペース運営者同士で話しをした模様は、CASE Shinjukuのホームページを管理運用していただいてる株式会社mgnのめがねさんこと大串肇さんのFacebookページ「megane.in(※)」上で、Facebookライブ(ライブ動画配信)で配信されています。ご興味をお持ちの方がいらっしゃれば、下記から是非ご覧になってください。
※「megane.in」はWeb業界で働くために必要なスキルや、関連の情報をお届けする動画メディア。WordPressでのサイト制作や、Gitの使い方などなど、著者がわかりやすく発信されているFacebookページです。
Facebookページ「megane.in」

海風の心地よいテラス席でうかうかしていて、肝心なスピーチの部分を直接聞く事ができなかった私達。なんとも間抜けな話ですが、会場の溢れる熱気や参加者やイベント全体の雰囲気から、いろいろと感じ取ることはでき、収穫は大きかったです。

シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjukuに、実はWeWorkのエッセンスが入っている!?

実は私は、ちょうど5年前に視察でサンフランシスコのWeWorkを訪問したことがあるのです。フロア内を案内してくれたマネジャーの女性は、ノースリーブの黒いワンピースに赤いピンヒールの靴という装いで「高速Wi-Fiとキッチンはコワークの生命線なのよ」と教えてくれました。天井が高く広々としたスタイリッシュな空間がオシャレすぎて、たくさん写真を撮影しました。その写真はCASE Shinjukuを立ち上げる時に大変参考になりました。実は結構真似をしているんですよ。

当時はWeWorkよりもImpact HUBのほうが現地では有名なコワーキングスペースだと聞いていました。ネットメディアの記事などを読む限りでは、WeWorkとImpact HUBではビジネスの広げ方が異なり、大型の資金調達を繰り返してきたWeWorkが結果的に事業規模を飛躍的に拡大してきたということなのかもしれません(どちらが優れているかということはまた別の話ですけどね)。

この数年間でかなり状況が変化してきたのだと思うと同時に、日本では働き方改革、新しい働き方などの追い風もあるにしても、WeWorkの日本進出40施設以上という圧倒的な規模感とインパクトをイベントに参加することで実感することができて本当によかったと思っています。

約5年前に訪問したサンフランシスコにあるWeWorkの外観
約5年前に訪問したサンフランシスコにあるWeWorkの外観

最後に

いずれにしても、コワーキングスペース業界で仕事をさせていただいている者の一人として、今回の出来事は変化を生み出す源泉になるような気がしています。国内のコワーキングスペース業界がより活力のあるものになる変化の兆しとして受け止めたいと思います。変化を恐れるより、この波に乗ることをワクワク考えたいなーと思いました。

これからコワーキングスペース業界がますます面白くなることを願って、WeWorkのイベントレポートを締めさせていただきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事を書いた人

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森下 ことみ

有限会社そーほっと 代表取締役
株式会社まちづくり高田馬場 代表取締役
高田馬場経済新聞 編集長

☆CASE Shinjuku
☆新宿区立高田馬場創業支援センター
☆三鷹市SOHOパイロットオフィス
 などのシェアオフィスの運営をさせていただいています。
☆東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業 地域コーディネーター

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