CASE Shinjukuの動画制作などで大変お世話になっているMikoshi Japan,Inc.の戸田さんより、福岡土産をいただきました!
「いただき物語 その113」で、苺のラングドシャを紹介しましたが、そのときに一緒にいただいたお土産です。たくさんの福岡土産、どうもありがとうございます!!
めんべいって!?
「めんべい」という単語を聞いたとき、何が思い浮かびましたか?
私は何かの呪文かと思いました(笑)
「もう、こうなったらあの最強の呪文を使うしかない!め~~んべ~い!!」
みたいな感じで(笑)
めんべいは福岡土産として馴染みのあるお土産ですよね。
めんべいは、明太子工場で作られています。同じ工場で作られている明太子を練り合わせて作られているおせんべいです。
明太子がそのまま使われているって贅沢ですよね。
そんなめんべいは、なんと年間1億円の売上がある人気商品!
1日に作られている数にもびっくりしてしまいました。
味のラインナップはめんたいこの風味をそのまま生かしたプレーン味の他に、マヨネーズ味やねぎ味、焼きカレー風味など、九州の他の県の名物を生かした味のめんべいもあったりと様々で、いろいろな味を試してみたくなります。
めんべいの波瀾万丈物語~壮絶な戦いを乗り越えて~
苦労と手間がかかって、ようやく納得のいく商品というのはできるもの。「めんべい」という商品も、いろいろな壁を乗り越えて誕生したようです。
めんべいの会社 山口油屋福太郎は、多くの人たちにどんなかたちでもいいから、おいしい明太子を味わっていただきたいという想いがあって、おせんべいに明太子をそのまま練り込むという発想が出てきたんだそうです。しかし、そう上手くはいかず、明太子を練り込むという技術の開発までとても時間がかかったそうです。というのも、素材そのものを練り込むというのが特殊らしく、魚介系のおせんべいを作るときは、一般的にはエキスやパウダーを使うらしいです。明太子のそのままのおいしさを楽しんでいただきたいという強い想いから、妥協をせず、こだわりを大事にし、めんべい製造に情熱を注ぎました。
そして、ようやく完成しためんべい。しかし、めんべいができあがったときには、広告を打つ予算はなかったので、広告費なし、販路なしで、めんべいの販売を開始。その中で、ちょっとユニークな販路戦略を取ったそうです。その売り方がよく、口コミで一人二人、めんべいの存在が知られていき、今となっては誰もが知る有名な福岡土産となりました。
FOOD CHANNELの「広告費なし・販路なしから年間売上30億円になった博多みやげ~めんべい(山口油屋福太郎)」から参考
めんべいから学ぶこと
提供するものは、絶対にいいものじゃないとだめだと改めて思いました。料理だったら、「おいしい!また食べたい!」と言ってもらえる料理、音楽だったら、「感動した!また聴きたい!」と言ってもらえる音楽、ホテルやCASE Shinjukuなどのコワーキングスペースといった空間だったら、「居心地がよかった!また来たい!」と言ってもらえる場所を作らないと、意味がないと思いました。
そして、いいものをどう発信するかというのも、とても重要になってくると実感しました。
いくらいいものがあっても、誰も知らなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
ものを売るときや、提供するときの、すごく基本的なことのように感じますが、案外難しいことでもあると思います。それがみんなできていたら、すべての商品がヒットしているはずです。
いざ実食!!
あれこれ、いろいろと書きましたが、めんべいをいただいてみました!
はい!もう本当においしいです!間違いありません!(笑)
私はまだ福岡に行ったことがないんですが、旅行や仕事で行く機会があったら、ぜひめんべいをお土産に買っていきたいですね。
戸田さん、素敵なお土産をどうもありがとうございました!
「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。
めんべいについて
・めんべい
・株式会社 山口油屋福太郎
・https://www.fukutaro-shop.com/SHOP/99537/list.html
・福岡のお土産店、ネット