田中さんが買ってきてくれました!
とある理由があって、たい焼きにとても詳しそうな田中さん。買ってきてくれた鳴門鯛焼本舗のたい焼きについて、たい焼き専門家と言えるくらい、色々語ってくれました(笑)
鳴門鯛焼本舗のたい焼きって!?
鳴門鯛焼本舗のたい焼きの大きな特徴は、一丁焼きの「天然たいやき」そして、鯛焼の中に入っているあんこは「十勝産のあずき」を使用して作っているところ。
北海道十勝産の厳選された最高級小豆を日本名水百選に数えられる大峰山系の天然水で手間ひまかけてじっくりと炊き上げ、甘みを抑えながらも香りよく味わい深く仕上げております。
鳴門鯛焼本舗ホームページ「天然のたいやき」より引用
いい小豆、いいお水を使っているたい焼きは無敵ですね!
そして、「天然たいやきって何ですか?」と声が聞こえてきそうですが、いい質問ですね!(池上彰さん風)
「天然モノ」と「養殖モノ」
「たい焼きには『天然モノ』と『養殖モノ』があるんですよ~。鳴門鯛焼本舗さんのたい焼きは天然モノなんですよ~。」とニコニコしながら語り出す田中さん。
本物のお魚には「養殖」「天然」の区別があるのは知っていますが、たい焼きにもあるんですね。
しかし、「天然モノ」と「養殖モノ」は何が違うか皆さんはご存じですか?
「養殖モノ」と言われるたい焼きは、一度に5~10匹のたい焼きを、いっぺんに焼くことのできる鉄板で焼く大量生産型のたい焼きのことだそうです。たい焼き屋さんに行くと、大きな鉄板にズラーッと鯛の形のくぼみが並んでいて、そこに一気に生地を流し込み、最後にもう片方の大きな鉄板で蓋をして焼くのが特徴的ですよね。それがたい焼きの一般的な焼き方だと私は思っていたので、この焼き方以外にも別の焼き方があるなんて知りませんでした。たい焼きファンから怒られそうな、たい焼き知識がほぼゼロな私(笑)
そして、「天然モノ」と言われるたい焼きは、一度に一匹しか焼けない「一丁焼き」の焼型で作るたい焼きのことだそうです。鳴門鯛焼本舗さんは、この一丁焼きの製法を使って、たい焼きを焼いているんですね。
一丁の焼型は約2キロもするそうで、それを何個も一度に扱うわけですから、大変ですよね。
一丁焼きの歴史は明治から続いている伝統製法のようです。
明治四二年に、当時は庶民には手の届かない鯛をかたどって作ったのがたい焼きの歴史の始まりです。鳴門鯛焼本舗では明治四二年から受け継がれてきた伝統的製法の一丁焼きにこだわりを持っています。一丁焼き製法は専用の焼型に生地とあんをのせ、直火で短時間で焼き上げるため皮の表面がパリッとしてとても香り高く仕上がります。
鳴門鯛焼本舗ホームページ「天然のたいやき」より引用
効率は悪くともこれぞたい焼きというものをお客様にお召し上がりいただきたいと考えて、今なお伝統製法の一丁焼きで焼き上げております。
こだわりをずっと変えずに、効率は悪くとも、おいしいたい焼きを提供したいという鳴門鯛焼本舗さんの情熱がひしひしと伝わってきます。
十勝産あずきと季節限定をいただきました。
生地は薄くパリッと香ばしくて、十勝産あずきのあんこはほどよい甘さで、気持ちが落ち着くお味でした。
季節限定のたい焼きは「りんご味」でした。秋の到来を感じさせてくれる、秋に食べたくなること間違いなしのたい焼きでした。
そして、しっぽにまでしっかり餡が入っててびっくりしました。
よくいただくたい焼きは、しっぽには餡が入っていないものが多いんですが、しっぽにまで餡が詰まっていると、得した気分になりませんか(笑)
しっぽまで餡が入っているというのは「一丁焼き」の特徴の一つみたいです。
だんだん寒くなってくると、食べたくなるたい焼き。
買ってすぐ、ほんわか温かい鯛焼にかぶりつきたいものです。
「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。
鳴門鯛焼本舗のたい焼きについて
・鳴門鯛焼本舗の鯛焼
・鳴門鯛焼本舗
・http://www.taiyaki.co.jp/
・日本各所