久光家のお吸物 CASE Shinjuku いただき物語 その58


久光家のお吸物

新宿アルタの並びにオープンした某証券会社新宿東口支店のオープンの記念品としていただきました。

近年、時々お目にかかるようになった最中タイプのお吸物ですが、まずは「薩摩 久松家」というブランド名と、黒字に金箔押しという重厚なパッケージに気を引かれます。「薩摩 久松家」というくらいですから、このお吸物は鹿児島産。鰹節といえば、関東では焼津が有名ですが、実は現在の鰹節の生産量第一位は鹿児島県で全国シェアの70%を誇る一大産地なのだそうです。こちらのお吸物は、その鹿児島で化学調味料無添加でつくられる逸品。つまり鰹節や昆布など天然のうまみ成分だけで作られているわけです。ちょっと長くなりますが、サザンフーズさんのWEBサイトから「うま味」について引用しますね。

 味覚には、甘味・苦味・塩味・酸味・うま味「5基本味」があります。
西洋では長らく4基本味が支持されており、うま味が認められたのは最近のことです。
しかし日本の学者たちは「だしが利いていない」という味覚が塩分や酸味が不足しているのとは違う感覚であることを経験から知っており、「うま味」の存在には気づいていました。

1908年 昆布のグルタミン酸によるうま味が発見され、その後、鰹節のイノシン酸や椎茸のグアニル酸もうま味成分だと確認されました。

また2000年には味覚を感じる舌「味蕾」(みらい)にグルタミン酸を感じる受容体が発見され、世界的に「うま味」の関心が高まりました。
西洋では、だしは「ブイヨン」で、骨や筋や野菜を長時間かけてコトコト煮こんで作りますが、和食のだしは短時間で作れます。そのときどきで簡単に「うま味」が生まれるのです。
ちなみに、硬水はうま味成分の抽出を阻害するので、だしを取るときは、硬水より軟水が適しています。

 やっと世界に認められた「うま味」。
しかし日本人は古来より知っていました。「うま味」の存在を。

株式会社サザンフーズWEBサイトより引用

そういえば最近、フランスの有名レストランでカツオや昆布の出しが使われるようになっているとか。日本人の味覚はすごいんですね!

お味もパッケージもとてもインパクトのある「久光家のお吸物」。普段使いには少し高価なので、贈答品として、ここ一番という時のお土産候補として覚えておくことにいたしました。

「いただき物語」には、一つ一つの物語があって、そこから得られるたくさんの示唆があります。

久光家のお吸物

・久光家のお吸物
・株式会社サザンフーズ
http://mamapack.jp/main/
・オンラインショップなど
http://mamapack.jp/index.html

 


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