YassLabの安川要平さんにCASE Shinjukuについて聞いてみました!


シェアオフス&コワーキングスペース CASE Shinjuku のメンバーさんやパートナーさんのご紹介と合わせてこの機会にCASE Shinjukuについていろいろ聞いてみるという記事です。一回目の今回は、CASE Shinjukuの森下が、現メンバーさんの中で、一番先にCASEを見に来てくれたYassLabの安川要平さんにお話をうかがいました。

安川 要平さん (YASUKAWA, Yohei) プロフィール

 

【氏名】安川 要平 さん (YASUKAWA, Yohei)

【社名・役職】YassLab(ヤスラボ)代表

【関連事業・コミュニティ】
一般社団法人CoderDojo Japan 代表理事
未踏ジュニア プロジェクトマネージャ
Okinawa Ruby User Group (Okinawa.rb) 発起人

【主な事業】
Ruby/Railsの新規事業開発支援
技術書籍の翻訳・組版・出版
継続的翻訳システムの研究開発

【略歴】
早稲田大学情報理工学科卒 (修士)
米国イリノイ州のリベラルアーツカレッジ留学中に震災対策アプリを開発し、震災の翌日に公開。そのアプリのヒットを契機に、帰国後,東京と沖縄を拠点にした事務所「YassLab」を開業。東京と沖縄の2拠点で、「Ruby/Railsの新規事業開発支援」「技術書籍の翻訳・組版・出版」「継続的翻訳システムの研究開発」の3事業を展開している。
YassLabの事業のほかに、CoderDojo Japan や未踏ジュニアプロジェクトなどで子どもの教育事業にも携わっている。

 

Interview

安川さんは、2013年10月、工事中にプレオープンしていた時に見に来てくれたんですよね。

僕は、早稲田大学理工学部の出身で、卒業後も母校とのつながりがあったので、ずっと高田馬場界隈のカフェで仕事をしていたんです。なので、Webで高田馬場にコワーキングスペースができると知って、すぐに見に行きました。行ってみると、まだ工事中のCASEに森下さんがいて、1時間くらい立ち話をしましたね。僕は、学生時代から、下北沢オープンソースカフェ(OSSカフェ)のコミュニティにも参加していたので、仕事の拠点にしている高田馬場にコワーキングスペースができると便利だなと以前から感じていました。

 

次に安川さんがCASEに現れたのは半年後くらいでしたね? ずっと待ってたのに(笑)

そうですね。当社では、僕は東京、ほかのメンバーは沖縄に住んでいて、リモートワークで仕事をしています。当時は、僕も仕事の関係で沖縄にいることが多かったので、その後しばらくCASEに行くことはありませんでした。2014年の春、沖縄の仕事が一段落して、東京で拠点になる場所があったほうがいいと思って、いくつかコワーキングスペースなどを見て回って、早稲田大学にも近くて、登記ができて住所も使えるCASEのシェアオフィスを利用するようになりました。

 

 

 CASEのいいところは?

僕はエンジニア上がりの経営者なので、IT系の事業をやっている人とは自然につながれます。CASEがいいなと思ったのは、メンバーに漫画家さんやメイクアップアーティストさんなど、普段、僕が仕事をしている環境では出会わない人たちがたくさんいるところです。仕事の合間や交流会などのイベント時に、いつも自分がいる世界とは異なる世界の話が聞けることが楽しいし刺激になりますね。僕が一番気に入っているところは、そういうCASEの多様性です。

例えば、こんなこともありました。

僕の会社で運営している「Railsチュートリアル」や「Railsガイド」は、電子書籍にすると1000ページ以上になります。それを実際に紙の本にしたらインパクトがあるかなーと思って、CASE Shinjukuのメンバーでブックデザイナーの林陽子さん(Sparrow Design)に相談したんです。CASEでお互いの仕事の合間に打ち合わせがでるので、僕の要望も正確に伝えることができたと思います。それで、表紙を作ってもらって、印刷製本をしてくれる業者さんを紹介してもらって、世界でたった三冊しかない書籍が出来上がりました。陽子さんがデザインしてくれた赤い表紙。4センチという厚みの存在感。それは想像していた通りインパクトのあるものでしたね。この本は今、展示会などで「Railsチュートリアル」や「Railsガイド」の紹介をするのにとても役に立っています。

僕だけだったら、誰に相談したらいいか分からないし、費用感も分からないし、「本にしたい」という気持ちはあっても実際に本にできたかどうか…。 あと、全く知らなかった本作りの世界を垣間見れたことも楽しい体験でしたね。

 

CASEへの要望を聞かせてください

4月から営業時間が18時までになって、コワーキングスペースが使える時間が短くなりましたよね。24時間利用できるシェアオフィスがあるので作業する場は確保されているわけだけど、18時以降の時間を有効に使えるといいと思います。例えば、CASEはイベントスペースとしても魅力的だと思いますが、集客も含めて上手くイベントを回していくためには、プライシングなどのシステムや集客力などのノウハウが必要だと思いますね。 ここら辺は茅場町の コワーキングスペース茅場町 Co-Edo が非常にうまくやっているので、積極的に参考にすると良いかなと感じています。

 

ほかには?

今年の増床リニューアルで5階に個室ができましたよね。森下さんの話だと、チームで事業を成長させたい人たちに来てもらいたいからということでしたよね。それはCASEの多様性を拡張したいというようなことだと思うんですけど、5階の人たちは、コワーキングスペースがある4階にはあまり来ないですよね。5階でほぼ完結しちゃってる。これはちょっともったいなと思っています。あまり頻繁にやりとりする必要はないかと思いますが、4階や5階、コワーキングスペースやシェアオフィススペースをひっくるめた「CASE コミュニティ」としての価値を高めていくことが、今後重要になってくるのではないかなと感じています。

 

はい!頑張りま~す!
ところで、YassLabさんとCASEでなにか一緒に出来そうなことはありませんか~?

CASE Shinjuku にスポンサードしていただいている CoderDojo Japan(子供のためのプログラミング道場)の活動を紹介するために「DojoCast」というポッドキャストを始めました。その収録スタジオとしてCASE Shinjukuの会議室を利用しています。機材を購入して、かなりいい環境で収録ができるように工夫したので、CASEさんがポッドキャストの番組を作るんだったら協力できますよ!

 

あらためてご相談します!
では、最後にCASE Shinjukuへのメッセージを…

CASEを利用する人は、事業が成長し、オフィスの拡大に伴って巣立っていくというケースも多いと思いますが、弊社は沖縄を拠点とした完全リモートワーク制のソフトウェア開発会社なので、事業が成長してもオフィスを大きくする必要はありません。結果として、それなりに長い間お付き合いすることになると思いますので、今後もできうる範囲で最大限の協力をさせていただきつつ、また、CASE の方々にも良いコミュニティであり続けてほしいなと考えています。

期待に応えられるよう精進します!! 安川要平さん、ありがとうございました。

2017.5.16 CASE Shinjuku


この記事を書いた人

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森下 ことみ

有限会社そーほっと 代表取締役
株式会社まちづくり高田馬場 代表取締役
高田馬場経済新聞 編集長

☆CASE Shinjuku
☆新宿区立高田馬場創業支援センター
☆三鷹市SOHOパイロットオフィス
 などのシェアオフィスの運営をさせていただいています。
☆東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業 地域コーディネーター

CASE Shinjuku Information

  • コワーキングスペース利用 1時間 : 500円 〜
  • シェアデスク24時間利用 月額 : 27,500円〜
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