メンバーインタビュー Vol.7 石田 保輝 さん(Algorithms株式会社)


石田 保輝 さん プロフィール

ソフトウェアエンジニア。2011年、京都大学大学院情報学研究科修士課程修了。2016年学習用アプリ「アルゴリズム図鑑」をリリース。世界100万DLを達成し「Appleの選ぶ2016年ベストアプリ」に選出される。2017年同名の書籍を発売。2019年2月、Algorithms株式会社を設立

1.現在の事業内容について教えてください

石田

大学卒業後は、ずっとシステム開発の仕事をしています。Webシステムの開発とアプリの開発がメイン事業ですが、ソフトウェア開発全般の受託開発を中心にしています。機械学習的なプログラムも将来的には仕事にしていきたいと思っています。

「アルゴリズム図鑑」アプリと本で

石田

それから、「アルゴリズム図鑑」という著書とアプリを個人で製作して、リリースしました。

アプリは、iPhoneとAndroidで2016年にリリースしました。アルゴリズムをアニメーションを使って分かりやすく解説したアプリです。App Storeの「Best of 2016 今年のベスト」に選ばれて、結構、ダウンロードされたんですよ。今、200万ダウンロードくらいはあると思います。

― アプリが技術書に?

石田

はい。出版社から同じ内容の本を出版しませんかというオファーをいただいて。アニメーションの部分を本でうまく表現できるか心配でしたが、図解することでクリアしました。書籍のほうは、大学時代の恩師にも監修というかたちで関わってもらっています。

石田

あと、短い間でしたが、MotionGalleryというクラウドファンディングの会社に在籍して、MotionGalleryのサイトのシステム開発に関わりました。

2.創業しようと決めたきっかけは何ですか?

ヤフーからベンチャー企業を経て独立

石田

キャリア的には、新卒でヤフー株式会社に入ってサラリーマンを1年、その後、ベンチャー企業で2年、フリーランスを挟んで、その後に、さらにベンチャー企業で2年、CTOのようなことをしました。今はフリーです。

― ヤフー株式会社を辞めた理由は?

石田

簡単に言えば、面白くなかったからです。

ヤフーでは、既にシステムが出来上がっていて、それをどうオペレーションするかという仕事が、しっくりこなかった。

それから、大きな企業なので、例えば「お前は新卒だから……」みたいな、縦社会というか、そういうところが苦手でした。フラットな環境が好きなんです。そういう性格なんだと思います。

― それでベンチャー企業に?

石田

はい。それでベンチャー企業に入って……、仕事はかなり大変でしたが、スキルはつきました。

― そしてフリーランスに?

石田

はい。自分にはそれが合っているんじゃないかと思って。

もう一つの理由として、当時ちょうどレバテックのようなマッチングサイトが出始めの頃で、こういうサービスがあれば食いっぱぐれることはないなと。そういう意味で、今はフリーランスのエンジニアにとって良い環境だと思います。

― 今もサイトからの受注も?

石田

はい、あります。PROsheetとかを使っています。仕組みとしては、幾つか案件を提示してもらって、お互いの条件が合えば受注という感じです。

― 単価はどうやって決まるのですか?

石田

基本的には、まず自分で決めます。クライアントがその値段でよければ成立、値段の交渉をされれば、そこで僕が考える。そういう感じです。

 

― 絶対的な評価なんですね

石田

そうですね。言い値といえば言い値ですが、ただ、アプリならアプリのエンジニアの一般的な価格はあります。月給換算で幾らくらいという。それに照らし合わせて決まる感じです。

― フリーランスは向いていましたか(笑)

石田

そうですね。合っている気がします。結局、受託をやっている限りは、サラリーマンと変わらないところもありますが、いつでも辞められるし、例えば1カ月間休みたいと思ったら休みをとることもできる。サラリーマンよりも単価は高い。そういう良さはありますね。

3.CASE Shinjukuを事業拠点にしようと思ったのはなぜですか?

自宅から近くて、シェアオフィスの椅子が良かった

石田

まず、近かったから(笑)

 「高田馬場」「コワーキングスペース」のキーワードでGoogle検索してヒットして、ここに来てみたという感じ。他のところは、見ていないです。ここに来て、ここに決めました。

来て見てまず気に入ったのは、椅子でした。椅子はちゃんとしたものがいいと思っていたので。

シェアデスクで仕事をする石田さん。椅子はハーマンミラーのセイルチェア

― コワーキングスペースを使おうと思ったのは?

石田

自宅にいたらサボっちゃうなと思って。仕事場があるほうがメリハリがつくかなと。

― 使ってみていかがでしたか?

石田

家族で参加できるクリスマス会なんかがあって、皆さんと交流ができて良かったです。他の場所のことは知らないので比べようもないですが、雰囲気はいい方じゃないかなと思います。

4. 今後の事業展開、ビジョンについて

八ヶ岳移住

石田

4月に高田馬場から八ヶ岳に移住しました。きっかけはコロナ禍。人混みの中に出るのが嫌になって……、東京はどこにいっても人が多いので、そうすると、どこにも行けない。

また、これもコロナ禍がきっかけですが、リモートワークで働くことにデメリットを感じない世の中になった。

コロナがなかったら、多分、今も普通に東京に住んでたと思います。

― 八ヶ岳に決めたのは?

石田

山梨に住む知人がいて、何度か家族4人で遊びに行って、めちゃくちゃ良いところだなと思って。子どもが育つ環境としても、こういう環境がいいんじゃないかと。

仕事はこれまでと変わりなくリモートでできますし、家賃など生活コストは下がるし、八ヶ岳なら必要があれば中央線1本で新宿まで行けるし。

― 永住もお考えですか?

石田

まだ、そこまでは考えていません。まずは、地元に溶け込めるかどうかですね。それは暮らしてみないと分からない。以前、移住して5年ぐらいになる人と話をしたときに「自分は、よそ者なんで」と言っていたのが印象的で……5年くらいじゃ全然ダメらしいです(笑)

八ヶ岳と娘さん

― 事業のほうはいかがですか?

石田

今は、個人の事業と法人の事業(Algorithms株式会社)の2つに分けているんです。例えばアルゴリズム図鑑は個人事業のほう。

昨年からゲームアプリを作っていて、それは今年中に、法人でリリースする予定です。今の仕事は受託中心ですが、自社サービスを作って収益を得ていきたいと考えています。自社サービスで収益が得られれば、受託の仕事を減らせる。そこでまた新しいサービスを手掛けることができる。そういうことを考えています。

将棋ゲームアプリ開発

― どんなゲームですか?

石田

将棋がベースのゲームです。僕が将棋好きということもあって。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、オリジナリティの高いものではありません。全く新しいサービスは、マーケティングも必要ですし、認知されて広がって行くまでに時間がかかりますから一作目としては難しいと考えました。

将棋ゲームアプリは既に世の中にたくさんありますが、将棋はある程度、ファン層も厚いので、そこでどれくらい売り上げが上がるか様子をみたいと思っています。

― 会社のほうはいかがでしょうか?

石田

とにかく、今作っている将棋ゲームアプリを年内にリリースする、それが目標です。それをした上で、いろいろと可能性を探ってみようと思っています。

ウタゴエ株式会社の園田さんのメンバーインタビューの中に、「人類に貢献する」というお話しがありましたよね。自分にはまだそういう力はないけど、いずれ力を付けて、世の中のためになるというか、公共的なことをやりたいと思っています。

5. 趣味・特技・自慢話

― 趣味や特技、ちょっとした自慢話などが、人と人がつながるコネクターになったり、趣味や特技が誰かの役に立ったり、仕事につながったりということがどうもあるような…という主旨で趣味、特技、自慢話をお伺いすることにしています

趣味は、フットサル・ゲーム・料理……

石田

趣味は、サッカーとフットサルですね。サッカーチームには入っていないので、今やっているのはフットサルだけです。特定のチームに入ってはいなくて、「Calcio(カルチョ)」というサイトを利用しています。そのサイトを通して、当日集まった参加者をチーム分けしてくれて、ゲーム形式でフットサルができるんです。自宅から自転車で行けるところにコートがあったので、そこによく行っていました。結構、人気があるんですよ。

― ゲームは趣味ではないんですか?

石田

ゲームも趣味です。

将棋のほかに、最近よくやっているのは、ハースストーン。その中のバトルグラウンドというゲームモードにはまっています。8人対戦のゲームで、オンラインで8人が集まって対戦して、順位が決まるゲームです。一応、アジアで200番ぐらいに入っていたんですよ。かなりやりこんでいます(笑)

― スゴイ! このゲームでは名が知られているとか?

石田

そこまでではないです。上には上がいて、200番と10番の人とはレベルが違いすぎて、比べものにならない。どうやったら、そうなれるのか分からないくらいレベルが違います。めちゃめちゃ頭も使いますし、運の善しあしも影響する本当によくできたゲームだと思います。

― お料理はどうですか? CASEのパーティーにも、手料理をよく差し入れをしていただきました。

石田

料理も趣味と言えるかもしれないですね。料理は、イタリア料理店「Regalo(レガーロ)」のオーナーシェフ小倉知巳さんが好きで、小倉さんのレシピを中心にYouTubeチャンネルでレシピを探して参考にしています。どこまで炒めるかとか、どういう状態になるまで煮るとか、動画でなければ分からないことがあるので、それ以外の料理のレシピもYouTubeで探して作ります。

― 料理は楽しいですか?

石田

楽しいですね。美味しく作れたときは嬉しいですし。「めちゃくちゃ外した」ということは少なくなってきましたが、「味が決まってないな」と思うことはよくありますね。最近は、だんだん、レシピをアレンジすることも増えてきたんですけれど、「あれ? これ前に作ったときのほうが美味しかったな、何でだろう」ということもあって、面白いですね。これからは野菜の料理を増やしていきたいなと思っています。

6. メンバーの皆さんへの呼び掛け

石田

お別れのメッセージみたいになっちゃいますけど、あまり来れなくなりそうだから、今までありがとうございました。

でもまた来ることはあるので、その時は是非、話しかけてください。皆様のおかげで、楽しい空間で働けました。

― 八ヶ岳に行かれても、石田さんには、引き続きメンバーとしてCASEをご利用いただきます。これからもよろしくお願いいたします。



この記事を書いた人

シェアオフィス&コワーキングスペース CASE Shinjuku

CASEには、背景、課題、事例、真実、箱などの意味があり、「様々な背景を持つ人たちが集まり、交流や出会いを得ることで、それぞれの課題を解決出来る空間」、「解決された課題を事例として蓄積し、真実に近づくことが出来る空間」という想いを込めています。

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