こんにちは!新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペースCASE Shinjukuの山﨑です。
世界の料理イベント 第5弾となる今回は、ミャンマー出身のMYOさんによる手作りカレーの会をワークショップとして開催しました!
コワーキングスペース全体にスパイスの香りが充満して、カレー屋さんのようになったイベントの模様を振り返ります。
ミャンマー出身のMYO(ミョー)さん
会社で勤務をしながら、お休みの日は個人事業主として間借りなどでカレーを出しているMYOさん。
「僕、スパイスカレーを作るんですよ。」というMYOさんの一言から、「え、食べてみたい!」というメンバーさんの熱い希望で実現したMYOさんの手作りスパイスカレーの会。

スパイスカレー、ということで、こんなにたくさんのスパイスを持ってきていただきました!

作っているところを見ることができたので今後のカレー作りの参考にと思っておりましたが、種類豊富なスパイスを見たときから、「これは再現不可能だ」と断念しました(笑)
お手伝いで来てくださったMYOさんのお友達のけんちゃん。
20名以上のカレーを作ったので、大変ありがたいサポートでした!

お肉や野菜を切ったり、ニンニクやショウガをつぶしたり、お米を炊いたり、朝からせっせと準備。
けんちゃんがひたすらニンニクとショウガをフードプロセッサーで細かくしている姿にはいとおしさを感じました。ひもを引く作業を何回もやらないといけないため、割とハードだったようです(笑)

お肉にスパイスを絡めたり、さまざまなスパイスをいり始めてから、コワーキングスペース内が徐々にカレー屋さんの香りと化していきました。




お米はインディカ米の一種、バスマティライスを使用。Kohinoor(コヒノール)というブランドのバスマティライスは、インド産の高級長粒米として知られているのだとか。カレー屋を営むMYOさんの知人は、「すごく高級なお米じゃん!」とびっくりされていたのだとか。間借りでカレーを出すときも、このお米を使用とのこと。売上げよりも、「みなさんにおいしいカレーを食べていただきたい」という思いの方が強く、少し高くてもこのお米をチョイスしているのだそう。
Amazonで確認したところ、1kg約2,000円でした。現地で購入したら少し値段は下がると思いますが、相当な高級米です。

カレーが完成し、さまざまなアチャールが並びます
見た目から、香りから、もうおいしいスパイスカレー。

カレーの横には、MYOさん手作りのアチャール(そえもの)が並びます。たまごのアチャール、かぼちゃのアチャール、お茶の葉のアチャールなど、初めてお目にかかるものばかり。ここまで準備するのに、たくさん時間をかけてくださったのだろうと思うと、ありがたさを感じるアチャールの数々です。

一段落ついたところで、その場にいらっしゃった参加者の方たちも一緒に乾杯。

お米が炊け、参加者のみなさん続々と
炊飯器のふたを開けると、ふわぁ~といい香りが。エスニックかつ上品な香りがしてきます。ジャポニカ米2合、バスマティライス6合をブレンドして炊きましたが、長細いバスマティライスの存在感が引き立っていました。

まるで新店舗開店にあたって、新しいスタッフさんに作り方を教えるベテランスタッフさんのようです。




盛り付けている光景がめずらしく、写真や動画に収めている方がたくさんいらっしゃいました。
完成したMYOさん特製手作りスパイスカレーがこちら
色鮮やかで美しい!!トマト、カボチャ、きゅうり、たまねぎなどの野菜、チキンやたまごといったさまざまな食材がカレーと一緒にこの1皿で楽しめるMYOさんのスパイスカレー。一口いただいてみると、スパイスがお口の中にふわっと広がります。辛さは控えめで、口当たりがやさしいスパイスカレーという具合。とってもおいしいです!辛いのが苦手な方でも、おいしくいただけると思います。食べる箇所が違うと、アチャールが合わさって、食感も味も変わるので食べていて楽しい逸品。またバスマティライスとカレーとの絡みが抜群で、スラスラといくらでも食べられます。

おいしい料理はみなさんを自然と笑顔にしますね(^^)








おいしい時間のあとは、MYOさんからミャンマーのお話
カレーをいただいたあとは、ミャンマーのお話をしてくださいました。
おいしいカレーをみなさんに食べてもらうだけでなく、ミャンマーを知ってもらう、ということもMYOさんにとって大事な活動の一つ。
大学生のときに日本に留学をし、就職も日本というMYOさんにとって、ミャンマーと日本は大事な場所。
宗教・政治活動ではなく、ミャンマーと日本の架け橋のような存在になれたらという思いで、カレーを軸にミャンマーのことを知ってもらう活動をされています。
ミャンマーの「衣食住」について写真付きでわかりやすくお話いただき、短時間でミャンマーのことを垣間見ることができた興味深い時間でした。ミャンマーには100以上の民族が暮らしているのは驚きでしたし、ナマズのだしがベースの、ミャンマーでは朝食の定番「モヒンガー」も食べてみたくなりました。

今もなお終結が見えない内戦で、私たちがミャンマーのことをニュースを通じて知るのは、やはり内戦関連のこと。少し前には大きな地震があったりと、心が痛くなるニュースが多い印象です。そうしたニュースの中では、ミャンマーのことをよく知ることができません。私たちがどうにかできることではありませんが、今回MYOさんにお話していただいたことで、「ミャンマーはすてきな国なんだ」「いろんなおいしい料理があるんだ」「観光にぴったりな場所がたくさんあるんだ」ということを知りました。「知る」だけでも、私たちに何かしらの気持ち・思いが芽生えたかと思います。距離的には、ミャンマーは日本からそれほど遠い国ではありませんが、お話を聞いたことで、ぐんとミャンマーとの心の距離が縮まったように感じます。ミャンマーと日本の架け橋的活動をこれからもぜひMYOさんに続けていっていただきたいです。そして早くミャンマーのみなさんに穏やかな生活を送れる日が訪れることを願うばかりです。

MYOさんから一言!
今後もこのようワークショップイベントや間借りのお店とかでもMYOカレーを頂けそうですので、気になった方は「MYOカレー」のInstagramから情報をチェックしてみてくださいね!!
MYOさんありがとうございました!
とってもおいしいスパイスカレーをいただき、ミャンマーのお話もお聞きすることができて、大満足のランチ会でした!
世界の料理 ミャンマー編 MYOさんの手作りスパイスカレーの会、無事終了いたしました。MYOさん、ご参加くださったみなさん、どうもありがとうございました!
