CASE Shinjuku増床リニューアルを機に思うあれやこれや


新宿区高田馬場にあるシェアオフィス&コワーキングスペースCASE Shinjukuの森下です。

「コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2016」に参加して、リレー方式でコワーキング運営者が日替わりでブログを書くというものに参加。。 12月5日の SPOT3 の山田雅俊さんにもバトンを渡しました! 山田さんの記事はこちらです。

 

3年目という節目

CASEを立ち上げて3年がたちました。何もなかった雑居ビルのただ広いだけの空間をシェアするオフィスに設えて、誰も居なくて、ただガラーンとした空間で、毎日毎日、誰かがやって来てくれるのを待ち続けたオープンからの3年間。少しずついろいろな人が来てくれるようになって、いろいろなことが起こるようになってきました。

工事中のCASE Shinjuku(2013年10月頃)

メンバーさん同士での受発注が起こったり、コラボで新しい仕事が始まったり、大きくなって自社オフィスを構えたスタートアップのチームが大活躍したり、思い描いたことが、少しずつかたちになって見えるようになってきました。

思ってもみなかったこともありました。 結婚したメンバーさんをみんなでお祝いをするパーティをしたり、 CASEで出会った二人が結婚して可愛い女の子が生まれて、 初孫ができた勢いで嬉しがる私がいたり。

さらに、私と会社にもいろいろ変化が起こった3年でした。 CASEがきっかけで出会ったステキな人たちと一緒に仕事ができたり、 いろいろな、つなぐような仕事ができたり、 創業のアドバイザーとして創業時の融資の相談を受けるようになったり、 そうして、どんどんお酒に強くなっていく私がいる…などなど

あれ?
一番変化があったのは私自身のようです(^^;

みんなでお祝い 結婚パーティー

 

東京都のインキュベーション施設整備・運営費補助事業

 さて、今年のアドベントカレンダーでは、CASE増床リニューアルのことを書きたいわけですが、それにはどうしても、「インキュベーション」「創業支援」という言葉を避けて通るわけにはいかないのですが…

「私は、どうもインキュベーションという言葉があまり好きではありません」 「私は、創業支援という言葉があまり好きではありません」
同じ意味なのですが、一応、並べておきました。

分かりにくいので、少し自己紹介的に整理をしますね。

「CASE Shinjuku」は、太田弁護士という高田馬場で育った弁護士さんがオーナーである株式会社まちづくり高田馬場という会社のもので、私が代表を務める「有限会社そーほっと」という会社で管理運営をさせていただいているシェアするオフィスです。

「有限会社そーほっと」という会社は、「三鷹市SOHOパイロットオフィス」という三鷹市が自治体として始めて立ち上げたシェアオフィスの受付スタッフが立ち上げた会社だということは、昨年のカレンダーに書きました。

加えて現在は以下のような仕事を行っています。

◆「新宿区立高田馬場創業支援センター」指定管理者
◆「女性・若者・シニア創業サーポート事業」(東京都)地域アドバイザー

そして、2016年10月よりCASEの事業は、
◆「インキュベーション施設整備・運営費補助事業」(東京都) の認定を受け、東京都お墨付きのインキュベーション施設となりました。

もうこうなったら「インキュベーション」「創業支援」という単語から逃れられる気がしません…

この事業は、1年以上の創業支援実績のある事業者が運営するシェアオフィスなどの施設で行われる事業を都が認定してイニシャルコストとランニングコスト(2年)を補助するという事業です。この補助金があることで、事業として増床とリニューアル工事に踏み切ることができました。そうでなければ60坪の増床、44坪の改修など、到底回収の目処が立つ気がしません(^^;

私は、このイベントカレンダーにメッセージを書くオーナーさんや、身近な同業者の中から、来年、再来年、この事業に参画する方が出てきてほしいと思っています。東京都の思惑は思惑として、皆さんなら、この制度を未来のために有効に活用することができると思うからです。皆さんと一緒になにかできたら素敵だなーと思うからです!

ぜひ「インキュベーション施設整備・運営費補助事業」の公式サイトをご確認ください。

 

3年後のチャレンジ

今のCASEの設計は、コワーキングのユーザーさんや個人事業主さんを想定していて、契約は基本的に個人単位です。法人利用の場合も利用人数で単純に利用料が増えていきます。フリーのライターさん、デザイナーさん、エンジニアさんや一人親方さん向けの仕様になっている。用意しているスペースがコワーキングスペースとシェアデスクと1人用の固定デスクですから当然ですね。ここから先のことは、3年前には視野に入っていなかったし、思いも及ばないことでした。事業が拡大してチームのメンバーが増えれば場所を変えていただくという仕様でした。

次の3年では、「成長する事業にコミットする仕事」を増やしたいと考えています。

上記したように、これまでに創業に関するあれやこれやの仕事をしてきていたり、その中での金融機関さんとの信頼関係などが醸成されてきて、案外、お役に立つのではないかしらという気がしてきました。また大手企業とのつながりもいろいろな角度から広がりつつあります。

CASEの最大の魅力と特徴は、関係する人々の多様性です。

今のメンバーさんの職種も年齢も多様です。でも「CASEを選ぶ」とか「高田馬場を選ぶ」という部分で志向と思考が似ている。ここが大事だと思うのです。そして、そういう人々が時間と空間を共にすることで、12月1日のオオサカンのエリーちゃんが言っているように「つながりが深まる」。これが、素敵なことで、大事なことやと思いますー(ここだけ関西弁で^^)。

このことで、フリーランスの皆さん、小さな会社の社長さんや社員さん、大企業の人々さん、いろいろな属性の人々が、必要な時に必要に応じて最適なチームを編成して価値ある仕事ができる。

そんなCASEはいかがでしょうか~。

そのために、次の3年では、CASE Shinjukuをもっともっと多様な方々に多様に使っていただけるようにしたいと考えています。
そのために増床し個室を設けました。
そして今年からは、高田馬場や新宿などCASE Shinjukuの周辺で起業した若い会社さん、大きな企業や老舗会社さん、いろいろな人に出会いたいなーと思っています。

工事前のCASE Shinjuku 5F
 現在のCASE Shinjuku 5F

昨年の繰り返しになりますが、「仕事する」いや「生きていく」って、「自分をどう、他者と世の中のために使うか」ということでしかないのです…。
そして自分が「どう機能するか」を考えるとき、これまでの自分の上にしか自分はいないわけで…。

あれ?
今の私や当社が今以上に「機能する」フィールドとして、「創業支援」というフィールドがあるという事実に私自身が気づいたというオチがついた…。

私のことはさておき、言いたかったことは…
「毎日、一生懸命に生きていると人生はどんどん楽しくなってくるよー」って、
そんなことです…

冒険の旅に出た勇者のように、少しずつ強くなって、少しずつ賢くなって、そうしたら少しずつ装備もよくなって、少しお金もたまったりして、遠くに行けるようになって、これまでに出会えなかった人に出会えたり、昔お世話になった人に恩返しができたり、信頼できる仲間が世界中にできていく。
苦しい時に「逃げないで必死で戦えば、必ずもっと楽しくなる」 このことさえ信じられるようになれば無敵かな(^^)

そんな毎日をCASEでいかがでしょうか~(^^

というわけで、極めて個人的な書き物になってしまいました…
最後までお読みいただいた方には申し訳ない気さえいたします。
お付き合いいただきありがとうございます。
そして、来年もよろしくお付き合いいただければ幸甚でございます。

 

最後に、諳んじている言葉を…

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

– マザー・テレサ

さて、明日のコワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2016は、Hiroshi Koizumiさんです。

 


この記事を書いた人

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森下 ことみ

有限会社そーほっと 代表取締役
株式会社まちづくり高田馬場 代表取締役
高田馬場経済新聞 編集長

☆CASE Shinjuku
☆新宿区立高田馬場創業支援センター
☆三鷹市SOHOパイロットオフィス
 などのシェアオフィスの運営をさせていただいています。
☆東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業 地域コーディネーター

CASE Shinjuku Information

  • コワーキングスペース利用 1時間 : 500円 〜
  • シェアデスク24時間利用 月額 : 27,500円〜
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